巫女さんは幼妻(巫女神あばんちゅ~る)

トラヴュランス
僕は葉月亨、神学系大学に通いながらこの『萌葱神社』の宮司代行をしているんだ。
最初はタダの宮司代行のつもりだったんだけど……実はこの神社には氏神であるところの『巫女神さま』萌葱(もえぎ)ちゃんが実在していて……(そんな経緯のお話しは『ぼくの巫女神さま』を見てもらうとして)……そして僕は結果的に宮司の血筋である如月家の次女、葵(あおい)ちゃんと結ばれたんだ……と、ソコまでは良かったんだけど……やっぱり、エッチをすると女の子は積極的になるって言うか……あれだけ奥手だった葵ちゃんはすっかり尽くすタイプになっちゃって、もう毎日アツアツだよ。
勿論僕としては嬉しい限りなんだけど……あれだけ「巫女は処女でなければいけません」と言い切っていたお母さんの彩乃(あやの)さんまで、公認どころか強烈な後押しをするようになっちゃって……葵ちゃん自身、あれだけ苦手だった家事もグングン上達し始めるし、「あなた好みの奥さんになりたいの♪」なーんて言ってくる様にまで。
だから僕たちは婚前だと言うのに、離れに部屋を与えられ、毎晩一緒の布団で二人っきりっていうコトに♪……でも、元から僕に好意を持ってくれてた長女の碧(みどり)さんや三女の茜(あかね)ちゃんは、二人を応援してくれつつも、なんとな~く熱い視線で僕を見てるし、義母さんの彩乃さんまでエッチのコトについてまで根ほり葉ほり聞いてくる始末だ。
それに……葵ちゃんの親友でレズっ娘の藍(あい)ちゃんも、相変わらず葵ちゃんにアタックしてくるし……嬉しいんだけど、熱烈な女の子達に、なんか僕は負けちゃいそうです……