真・瑠璃色の雪【其の三】

ディスカバリー
クリスマス間際の華やぐ街を、一人寂しく歩き去る博士。
瑠璃が博士の元を去ってから、もう1週間が過ぎていた。
そんな博士の前に、瑠璃が封印されていた壷の中からもう一人の少女「こるり」が現れる。
自分も瑠璃だと言い張る少女だが、瑠璃の行方は彼女にも分からないらしい…。
落胆に肩を落す博士を見兼ねた陽子は、自分の心に正直になれと博士を諭す。
「本当に瑠璃さんのことが好きなら探しに行くべきよ」と。
その言葉にうなずく博士。
自分の今すべきこと、瑠璃を探しに行く決心をするのだった。
そして瑠璃とこるりを滅する存在、退魔師「綾霞」も登場し、物語はいよいよ佳境へ向かう。