シャマナシャマナ月とこころと太陽の魔法

キャラメルBOX
★★ストーリー★★太陽神に見守られ、数多の妖精達と共に在りつづける町。
王国辺境に位置するマグランでは、今年も収穫に向けて更なる豊穣を祈願する大祭の準備が進められていた。
出稼ぎに出た若者達もこの時ばかりは町に戻り、穏やかな太陽の下、町は次第にざわめきの中へと包まれていく。
街角には子供達の手による妖精リウ・ニスの案山子も据え付けられ、あとはその当日を待つばかりとなりつつあった。
高い魔術適性を有する”月の子”としてこの世に生を受けた主人公ミルディンは、自らが引き起こしたとある一件により、幼い頃に故郷マグランを離れていた。
その後は王都での生活を余儀なくされていたミルディンだが、しかし期せずして、数年ぶりに故郷の地を踏むこととなる。
故郷の海風は懐かしく、街並みは変わることなく、友人達はどこまでも優しく彼を出迎えてくれた。
しかし月の子である彼の帰郷は全ての人々に望まれたものではなく――。
★★登場キャラクター★★★リース・グリフィズミルディンの義妹。
人見知りが強く、やや内向的。
本来は優しい少女ではあるが、少ない口数と警戒心の強さから、あらぬ誤解を与えてしまうことも多々ある。
性格にも口調にも曖昧さがなく、そのことも他人を遠ざける一因となっているようだ。
勉学は得意。
しかし魔術は不得手。
掃除や洗濯はそつ無くこなすものの、料理や裁縫などといった指先の動きを求められるものには持ち前の不器用さを発揮する。
★エーファ純白のワンピースに褐色の肌、そして鍔の広い麦わら帽子が特徴的な不思議少女。
華奢な身体とは裏腹に行動は活発そのもので、野性奔放な行動が目立つ。
良く言えばマイペース。
無邪気。
悪く言うなら我が儘。
傍若無人。
魔術専攻学級に在席しており、魔術適性は問題なし――なのだが、本人にその気がないのか、あるいは力以外での魔術適性が皆無なのか、成績は極めて悪い。
★ミリア・ハツキ人懐こく、いかなる時も無垢な笑顔を絶やさない明朗な少女――ではなく、これでも歴とした大人の女性。
外見だけを見るなら子供のそれに違いないのだが、その実はマグランにあって筆頭魔術師と称されるほど強い力を秘めており、若くして王立学校の教師に就いた。
学校では魔術専攻学級を受け持っている。
教師としても才能豊かで、また生徒からは妹的位置づけとしても好かれている。
★サラ・メッケインハイランド名門貴族メッケイン家の長女。
成績優秀、容姿端麗と、どこを切り出しても申し分のない器量を持った優等生で、学園内では生徒会長を務めるなど周囲の信頼は篤い。
性格にしても社交的で人当たりが良く、まさに非の打ち所のない少女と言える。
しかし上流階級の生活が身体に染みついてしまっているため、牧歌的な風土のマグランにおいての彼女の常識は、時折、微笑ましい非常識を生み出してしまうようだ。
★スノゥ・フラン学園では少数派の、武術剣術を専攻する少女。
運動神経の良さと、天性の動体視力で成績は常に上位を保っている。
その反面、魔術適性は学園全体でも下から数えられるほど低く、自他共に適性は皆無と認知されているようだ。
少年のような顔立ちと素直な性格、清々しい笑顔で、学園内では同性にも異性にも人気が高い。
性格は穏やかで心優しく、やや内向気質。
異性との会話は彼女が最も不得手としている分野だ。