人妻スワッピング生活

SPEED
◆ストーリー多くの夫婦の間に、色々と問題はあるが本編の主人公である蒲生達也にも、夫婦間の大きな問題がどっしりと圧し掛かっていた。
思えば、大学時代の友人達に人気だった千鶴を射止め結婚し結婚当初は毎日毎晩、それこそ明け方まで愛し合い二人の気持ちは永遠だ……と考えていた。
仕事も順調で、慣れない営業の仕事も、いいお得意先のおかげで、地域で一番の成績をあげ、部署内でも一目置かれるようになり、順風満帆の人生を送ってきていた、そう、当時までは。
最初の地域での成績を見込まれ、全体成績の悪い地域へ送り込まれると、どうしても仕事は上手く行かず……日々の疲れや仕事へ割く時間、そういったものが、少しずつ千鶴との間に割り込んできて……今では、お互い殆ど口も効かないような状態になってしまった。
千鶴以外に目もくれなかった自分が、つい最近、電車の窓から見た一人の女性に目を奪われてしまい変わっていった自分にも辟易してしまう。
足を棒のようにして歩きながら、そんな事を考えていると街中で千鶴の姿を見かけた。
しかも、一人ではなく、男と一緒にいるではないか!!「不倫か!!」怒りに任せて飛び込んだ達也。
驚く千鶴としどろもどろの男に詰め寄っていると一人の女性が達也を諌める……それは、先日自分が見入ってしまった女性だった。
心奪われ、怒ることすら忘れてしまう。
マハラジャ矢沢、そしてその妻と名乗った二人は『スワッピングサークル・ラビアンローズ』を運営していると言う。
自分の妻が、スワッピングに興味があるという事にショックを受ける達也だが、そんな達也にマハラジャ矢沢は「スワッピングこそ、夫婦が円満に過ごせる秘訣」と主張。
性的に障害のある自分が、妻である美姫と未だ仲が良いのもスワッピングのおかげと力説するマハラジャの言葉を聞きながら美姫の、誘うような艶やかな微笑みに「あんな可愛い女性とエッチして夫婦仲も良くなるなら」と興味がムクムクと持ち上がってくる。
急に興味を持ち出した達也を、疑問の目で見る千鶴。
彼女を言葉巧みに説得し、マハラジャの好意でスワッピングパーティに参加させてもらう事になった達也。
マハラジャは言う。
「スワッピングした日は、必ず自分のパートナーと愛を確かめ合う事」と今では自分を拒む千鶴ともエッチする事ができ、さらに!美姫を含むそれ以外の女性ともエッチする事ができる……美姫、千鶴……そして、他の参加者の事を考えながら達也は、千鶴をつれてサークル会場へ向かうのだった。