夢見師
H℃ ◆ストーリー何気ない学園生活をおくってきた主人公・夢村広宇は、祖母の登瀬と二人暮らし。「昨日と同じ光景だな」ある日のこと、広宇は、”昨日”と同じ出来事が起こっていることに気がついた。
しかしそれは”昨日”ではなく、”今日”を2回…つまり同じ1日を2回過ごしているのだった。
1日を2回過ごしている…この異常な状況を目の当たりにして、戸惑う広宇。
先輩であり学校一の美人である真田夏子、いつも元気あふれる後輩の森田奈緒、そして、広宇の前に何度も現れる不思議な少女、住吉咲夜。
しかし、彼女達はそれぞれが心の闇を抱えていた。
流れゆく日々の中、彼女たちは、次第に、広宇にとって”大切な人”へとなっていく…。
◆登場キャラクター▼夢村広宇(主人公)両親を交通事故で亡くし、祖母と二人暮らし。
幼き頃に目の前で友達が事故死してしまい、守りきれなかった自分の無力さに嘆く。
その怖さからか仲の良い友達を作ろうとせず、周りとはある程度、距離を取っている。
しかし、容姿が良いのと祖母が夢占い師として有名なため、女の子たち(通称、乙女軍団)に追い掛け回される日々を送っている。
ぶっきらぼうに見えるが本当に困っている人には手を差し伸べる一面も。
ある日、「同じ1日を2回過ごしている」ということに気がつく…。
▼夢村登瀬容姿は子供そのものだが、正真正銘、広宇の祖母である。
前に出版した夢占いの本がベストセラーになり、今や地元だけに留まらず全国的にもその名が知れ渡っているが、広宇からしてみたらただの毒舌妖怪ばばあである。
甘い物に目がなく、料理をするとなんでも甘く作ってしまう。
糖分控えめで注文すると塩分が多くなる。
▼真田夏子広宇が通う学園の先輩。
学力優秀、容姿端麗、学校一の美人で、男子生徒全ての憧れの存在。
今まで数え切れない程の男から想いを告げられている。
しかし誰も夏子の心を射止めた人物はいない。
普段は大人びた感じだが、ラーメンを前にすると目の色が変わったりとお茶目な一面もちらほら。
広宇の恋心とは違った憧れの存在。
体の弱かった夏子の母は、夏子を産んだことにより、命を落としてしまっていた。
最愛の妻を失った父親は、その事実を受け止められず、夏子に妻の姿を重ねて見るようになった。
夏子も事情を知り、それを甘んじて受け止めたのだが、そんな日々が続くにつれ重荷に感じていく。
▼森田奈緒広宇が通う学園の後輩。
元気という言葉は奈緒のためにある。
そう思えてしまう程の暴走小娘。
常に自分のペースを持ち、他人に合わせようとしない。
広宇は唯一、奈緒のペースを乱せる人物である。
地元にある手作りアイスクリーム屋『ならさわ』でバイトしていて看板娘(自称)らしい。
ならさわのクリーム善ざいとアイスモナカが大の好物。
幼い頃の奈緒は、横暴な父親が母親を迫害することに心を痛めていた。
そんな日々が続くにつれ、母親は精神的に追い詰められていった。
そして、奈緒の心にも深い傷が残った。
▼住吉咲夜広宇の前に突如現れ、意味深なことを語りかける謎深き少女。
口数は少なく、最低限のことしか言葉としてカタチを成さない、その神秘的な雰囲気に広宇は咲夜に惹かれていく。
広宇が幼き頃、助けられなかったと思っていた少女。
助けられなかったのは『夢』での出来事で、実際に広宇は咲夜を助けていた。
しかし、能力の代償として咲夜に関する記憶を失ってしまっていた。
▼星夜PS2版では正体を明かされることがなかった、過去編に登場する、陰陽道を使いこなす占い師。
天の声(お告げ)を聞くことで村を災厄から守っているため、村人から絶大な信頼と尊敬を寄せられている。
温厚な性格で村人の幸せを第一に考えている心優しき女性。
広宇の祖先である涼夜と出会い、運命が変わる。