光を…DELUXE

LiLiM
◆ストーリー暗闇に映える君の白いシルエット。
なぜか寂しく映るよ……。
……でも、これは本当の君じゃない。
これは僕の中だけの理想の君……。
僕の理想が形作ったもの。
僕の眼はなぜ君を映し出さない?こんなにいとおしい君の姿でさえも………。
せめて君の声を聞かせてよ…せめて君の話を聞かせてよ…僕の眼は何も映さないから。
僕の眼には何も映らないから。
僕の全ては暗闇に包まれたまま…この先、生きていかなければならないのか?君の本当の姿さえも知らないまま………。
たとえ運命に打ちのめされても…たとえあの日みた夢が滲んでも…輝く未来(明日)を信じて繋いだこの手は決して離さない…鮮やかな光を…幼い頃の事故により、鮎川秀人(主人公)はその目から光を失ってしまった。
他人との接触を避けるようになった秀人にも唯一心を許せる義妹がいる。
義妹は、献身的な介護をするが、秀人の眼はいっこうに光を取り戻すことはなかった…。
眼が治らない原因は、本当に見たいという強い意志がない秀人の心の弱さにあった。
いつしか秀人の運命は、都内の私立桐華学園に入学したことを機に、大きな変化を見せはじめる。
心の殻を破り秀人が光を取り戻した時、初めて見るヒロイン達のその姿は?