ちょこっと☆ラプソディー

WestVision
▼ストーリー叔父夫婦が急な海外転勤になった関係で、従姉妹と同居する事になった主人公。
実は主人公に淡い思いを抱いていた従妹は、これを機に2人の仲を進展させようと心に誓う。
そして迎えた、同棲生活の初日、事件は起こった。
突然感じた衝撃と、直後に覚えた奇妙な浮遊感。
部屋の天井から自室を見下ろすと、横たわる自分。
これはいわゆる『幽体離脱』というものだろうか!?原因が分からず動揺する主人公の前に、2人の可愛い少女が現れる。
なんと彼女たちは天使と悪魔でライバル同士。
霊の管理を生業にする彼女たちは、今日も今日とて競争していたのだが、誤って健康体である主人公の魂を切り離してしまったらしい。
肉体と霊魂を繋いでいる『霊糸』が切れてしまった主人公の霊魂は、非常に不安定な状態らしく、悪霊にも狙われやすい。
主人公を巻き込んだことを悪く思った天使と悪魔は、霊糸が回復して肉体と霊魂が安定するまでの間(およそ一週間ほど)、主人公の傍にいたいと申し出てくるのだった。
唐突に同居人が増え、主人公と従妹の同棲生活は一気に賑やかに。
主人公と接するうち、天使、悪魔の少女たちも、次第に主人公に好意を抱き始める。
こうしたトンデモナイ状況を、大らかに受け入れている主人公。
対照的に、『同棲』を楽しみにしていた従妹は治まらない。
憧れの『お兄ちゃん』にまとわりつく天使と悪魔(しかも美少女)を目の前にして、悠長に仲良くなる機会を待っていられる筈もない。
『ずっとお兄ちゃんを想ってきたんだから!アンタたちになんか負けないッ!!』妙な対抗意識を燃やした従妹は、ちょうど一週間後に控えたバレンタインに勝負をかける。
そうして始まった『お兄ちゃん争奪戦』に、天使、悪魔それぞれの『お目付役』も絡んで、事態はどんどんエスカレート。
風雲急を告げる女たちの戦い、その行方はいかに!?▼登場キャラクター●樫原冬木(かしはらとうき)主人公。
海外赴任の両親に代わって、家を守っている……のだが、ただ単に住んでいるだけ。
非常に大らかな性格で、あらゆる出来事をやんわりと受け止めてしまう、天然の才能がある。
物腰の柔らかい聞き上手で、学校での友人も多い。
ただし頭の回転は早く、安穏と状況に流されるタイプではない。
時々意図的なボケをかましたり、ちょっとだけ相手を皮肉ったりする悪戯な一面も。
●柊茜(ひいらぎあかね)両親が海外に転勤したため、主人公の家に世話になっている従妹。
主人公の2つ年下。
子供の頃から主人公を慕っており、今回の同棲を機に、想いを伝えたいと思っている。
基本的に常識人だが思い込みが激しく、走り出すと周りが見えなくなるタイプ。
主人公のために、目下、料理や家事を猛練習中。
小道具が入っているポーチを常に携帯している(通称・四次元ポーチ:意外な物が当然のように出てくるため)。
外見年齢は16歳くらい。
やや起伏に乏しいスレンダー系。
●アーシュ(天使)主人公の家に転がり込んできた、明るく元気な天使っ娘。
まだプロの天使としては駆け出しで失敗も多いが、本人は気にしていない。
悪魔っ娘のサティとはライバル同士で、浮遊霊の浄化数を常に争っている。
対戦成績は、主人公に出会う直前の時点で999勝999敗1分。
外見年齢18歳くらい。
スタイルはそこそこ良いが、顔立ちは幼め。
●サティ(悪魔)アーシュと一緒に転がり込んできた悪魔っ娘。
主人公の霊魂を切り離した張本人。
おとなしい性格で思慮深いが、その割にミスが多く、今回のことにも強い責任を感じている。
頭で考えたように体を動かせない、一言で言えばトロいタイプ。
普段から物静かで口数も少なく、あまり活発に動き回ろうとしない。
外見年齢は12~13歳、典型的なロリ体型。
使い魔である黒猫を溺愛している。
●ポチ(使い魔)悪魔っ娘サティの使い魔で、コウモリの翼が生えた黒い子猫。
人間の姿にも変化でき、その時は可愛いらしい男の子になる。
無邪気で人なつっこく、従順な性格。
基本的に甘えん坊で、自分を可愛がってくれるサティには特に懐いている。
実は数年前までは普通の人間の男の子。
今回の主人公と同じように霊魂を切り離されてしまい、戻れなくなった経緯がある。
アーシュとサティの対戦、唯一の『引き分け』の犠牲者(ポチ本人は気にしていない)。
外見年齢14歳くらい。
女の子の格好にも十分に耐えうる、非常に愛らしい容姿。
●陀仏(だぶつ)アーシュの上司にあたる偉い天使。
半人前のアーシュのお目付役。
彼クラスの天使ともなると安易に人間界に姿を現すわけにはいかないため、アーシュの前に現れる時には、蚊の姿に変化している。
天使の姿の時には、ほぼ無敵の存在。
ただし、蚊の姿に化けている時は、本物の蚊と同じ強さになってしまう。
キンチョールの一噴きで悶絶。
主人公に『仏陀(ブッダ:お釈迦様)』と勘違いされるが、もちろん違う。
誤解に気付いた主人公に『お陀仏』呼ばわりされ、秘かに傷ついている。
●ルシフェノレサティの上司にあたる偉い悪魔。
悪魔として未熟なサティを監視している。
陀仏と同じく非常に霊力の高い存在であるため、本来の姿ではなく、ハエに化けてサティの前に現れる。
本来は無類の強さを誇るが、ハエの姿に化けている時はハエ叩きにも屈してしまう。
主人公に『堕天使ルシフェルのパクリ』と突っ込まれ、かなり憤慨している。