独占【前編】
バニラ 【ストーリー】インタビューに答える小鳥遊雪乃と犬山つむぎ。彼女たちは年齢に似合わぬ、過激な性体験を平然と語る。
何が彼女たちをそうさせたのか?それは彼女たちが学生の時の出来事だった…。
つむぎは同じクラスの鮎川に愛を告白する。
彼は無口で近寄りがたい存在だが、かつて彼女が陸上部のエースの頃、足に怪我をして絶望していた時に言葉少なに励まされ感激して以来、ずっと思い続けてきたのだ。
鮎川は彼女が付きまとうのに迷惑するが、つむぎは派手で目立つため、二人の仲はあっという間に噂になった。
鮎川と雪乃は幼馴染だった。
二人とも相手のことが好きで、お互いの気持ちにも薄々気付いてはいるのだが、意志の確認をしないままにきていた。
雪乃は、鮎川とつむぎの噂、それも鮎川の方からアプローチをかけたという間違った情報を聞いてショックを受け、些細なことから鮎川と喧嘩になる…。