THEUROTSUKI【第2章】

バニラ
【ストーリー】魔界の妖鬼たちを暗黒空間から解放してしまった天邪鬼は、その責任を取るべく、人間界での超神探しを命じられた。
同じく超神を探し求める幻妖妃が放った魔界五人衆との行く先々での壮絶な戦い。
横浜の大学病院では、土角竜と青幻妃が天邪鬼の前に立ちはだかった。
危ういところを勝利する天邪鬼だったが、魔界衆がその病院で目を付けたソクラテスとは、なんとチンパンジーだった。
この猿が何故?一方、脳腫瘍という不治の病に冒されたボクサー尾崎は、愛人の玲から教えられた占い師のもとを訪れる。
その占い師とは、横浜の暴走族グループに君臨する謎の美少女、伊藤明美であった。
伊藤明美は、人の心を読み未来を透視するという不思議な力を持っていた。
明美によれば、尾崎の病気は治り、拳闘選手権で優勝できるという。
ばかげたその予言に混乱する尾崎。
不治の病が治るとは、超神とは尾崎なのか?三界を一つにし、永遠の国をつくるという超神とは誰なのか?そして超神の力とは?尾崎、南雲、そして明美という若者たちは、超神伝説をめぐる巨大な戦いの渦に飲み込まれていくのだった。