姫三妹~堕ち行く三姉妹~
アンダームーン ■ストーリー「俺」にはかつて、家族がいた。それは真面目な父親と歳の離れた美人の姉だった。
父は実業家であった桜井雄蔵(三姉妹の父親)の有能な片腕として辣腕を振るっていた。
しかし、雄蔵には「俺」の父も知らされていなかった異常な性癖があった。
生来サディスティックな性格ではあったが、年齢を重ねるにしたがってありきたりの刺激では満足せずに猟奇的な嗜好が加わっていったのだ。
実業家として成功し政界への進出も果たしていた雄蔵は名士として交際範囲が広がるにつれ、同じ性癖をもった権力者達と妖しげなパーティーを開くようになる…。
パーティーの会場となるのはメンバー以外の者は出入りできない完全防音の秘密の地下室だった。
目隠しをしたまま連れて来られた被害者達は雄蔵らの手によって拷問され、陵辱される。
異常な性行為により絶命した者や口封じの為に処分された者もいた。
ターゲットとなるのは身寄りの無い者やひっそりと消え去ってしまっても誰も気にしないような人間が選ばれた。
しかも、パーティーの参加者には権力者も多数参加していたので事件のもみ消しや当局への圧力により雄蔵達がその罪を問われる事は無かった。
しかし、雄蔵の欲望は留まるところを知らなかった。
自分の名代として尽くしてきた「俺」の父親の宝物、つまり美人と評判だった「俺」の姉に目をつけたのだ。
かくして計画は実行に移される。
言葉巧みに誘い出された「俺」の姉は雄蔵の企みに気付き地下室に踏み込んだ「俺」の父親を迎えたのは雄蔵達に陵辱されて最愛の娘の虚ろな瞳だった…。
「俺」の姉はその惨劇が元で死んでしまい、父親もそのショックで狂ってしまう。
…いや、本当は狂ってしまったことにされ事件の発覚を恐れた雄蔵に社会生活を追われてしまった。
そして、そのまま雄蔵が抱き込んだ精神病院で失意のうちに病死してしまう。
「俺」は病床の父親から事の仔細を聞いていたが、父親が入院し姉が行方不明になって、身寄りの無くなった「俺」を養子として引き取り面倒を見てくれた雄蔵がそんな非道い事をしたとはその時は信じられなかった。
その後、「俺」雄蔵の養子となり、雄蔵の実の娘である瞳、愛華、瑠璃の三姉妹と仲良く暮らすようになる。
そう…、雄蔵の書斎である写真を目にするまでは…。
その写真に写っていた姉の無惨な姿と、父親が言い残した言葉が真実だった事が俺に復讐を決意させる。
憎い雄蔵の、あのいたいけな三姉妹。
幼い頃から「俺」と一緒に育った天使のような妹達に、姉と同じ様に恥辱の限りを尽くしてやるのだ…!■登場人物●桜井瞳気を利かせてしまいすぎのところがあるが、三姉妹の中では一番優しく、愛情深い。
落ち着いた感じの色白の女性。
病気がちでいつも家に閉じこもっている。
学園などには通っていなかったため友達もいない世間知らずに育ってしまった。
本を読むのが好きで、家事は出来ないがお菓子を作るのは得意。
●桜井愛華病気がちの姉と活発な妹の面倒を見ているせいかシッカリ物である。
人当たりは優しく嫌味はない。
ちなみに家事全般は得意である。
事実上家庭の中心にいる人物である。
人気絶頂のアイドルでありながら家庭のこともよく見ている。
主人公と恋仲である。
●桜井瑠璃元気で活発、好奇心も旺盛。
家庭の状況などは一切知らず毎日楽しく暮らしている。
特に好奇心旺盛で勉強は好きである。
桜井家一の才女。