一罰百快2(いちばつにひゃっかい)
ハーブソフト◆ストーリー日本除霊協会に、鬼丸恭介を指名した除霊の依頼が入る。
協会の中でも問題児とされている鬼丸に、直接の依頼とはどうしても解せない。
しかも、依頼先というのは、協会に何人もの除霊ハンターを輩出している正霊女子学園なのである。
次代を担う霊力者達が集う女子校から、除霊依頼が来ることすらおかしいのだ。
派遣を担当する女子職員は首を捻るが、その話を聞いた鬼丸は詳しい背後の事情を聞こうともせず、女子校ということだけで仕事を引き受けてしまう。
学校では四人の少女達が鬼丸を待ち受けいた。
この勝負。
実は学校側が企んだ卒業試験であった。
霊力が高いと言われる鬼丸を相手に闘って勝てば、卒業の際に名誉ある称号を得ることが出来るのだ。
事情を聞いて鬼丸はそのまま帰ろうとする。
ただの霊力合戦では分が悪い(鬼丸の能力は例の除霊で最大になる)し、旨味もない。
が、その矢先に学校内部に本当に妖怪が潜伏したとの知らせが入る。
結界を巡らせた校内に妖怪が潜り込むことは珍しいが、過去に前例がなかったわけではない。
だが、逆に考えると、この校内に潜り込むことが出来る妖怪とはかなりの力を持った物ということになる。
しかも妖怪が潜伏するのは、決まって霊力の高い者達の中だ。
つまり、その対象は鬼丸に勝負を挑もうとしていた少女達ということになるのだ。
急遽、実力試験は鬼丸の除例に変わる。
が、鬼丸の除霊方法を知って、女の子達は当然のように除霊を拒否。
そこで茜が自分達の体験から、勝負して負けた場合のみ鬼丸の除霊に応じる…という方法を提案する。
勝負の方法は…やはり麻雀である。
◆登場キャラクター●鬼丸恭助(オニマル・キョウスケ)男主人公(プレイヤーキャラ)。
日本除霊協会所属の妖怪ハンター。
かなり潜在能力を持つが、煩悩が遙かにそれを上回るために、大した成果を上げておらず成績は悪い。
悪人ではないが、除霊や妖怪退治をするのは仕事(金のため)だと割り切っている部分がある。
飲み友達の連中と賭麻雀に興じているため、多少は腕に覚えがある。
●白原茜(シロハラ・アカネ)女容姿端麗、成績優秀、運動抜群という完全無欠な優等生だが、前回の麻雀勝負以来、鬼丸の押し掛け助手になっている。
多少の積極的な面が出てきている。
●東月泉美(トウゲツ・イズミ)女格闘好きな少女。
東大寺拳法という得体の知れない武道を習得している。
その為、麻雀においても拳法を使った必殺技を連発してくる。
が、余り効果なし。
一本気な武士のような性格で、妙な中国人風の台詞回し。
●南田恭子(ミナミダ・キョウコ)女科学的なアプローチを得意とする少女。
小さな身体に不釣り合いなほどの本を常時抱えている。
世の中のことは、全て科学的に証明できる…と豪語する科学オタクである。
●西岡遙(ニシオカ・ハルカ)女某財閥のお嬢様。
全ての者は自分に跪くのが当然と思っている突き抜けた高ビー少女。
●北里静香(キタハラ・シズカ)女霊力女子学園の教師。
気の小さい新任教師で、天然ボケ。
極端な博愛主義者で、この世に悪い者は存在しない…という信念を持っている。
今回は気の小さい静香に苦慮した学校側が、無理矢理に参加させている。
●中崎真琴(ナカザキ・マコト)女実力は校内ナンバー1と言われる霊感少女。
今回のヒロイン。
沈着冷静な少女で、校内でもほとんど巫女姿でいる。
が、極度の男性恐怖症でもある。