操淫～恥辱に染まるトラウマ～
HEAT-SOFT ◆ストーリー主人公は新米教師。現実の厳しさを十分理解しつつも、それなりの希望を持って教師になった。
はずだったが、予想を上回る学生たちの無気力ぶりに、打ちのめされる。
それでも、学生たちに何か悩みがあるに違いないと奮闘するも、空回るばかり。
ところが、主人公の受け持ちの学生たちが、近所に出来た自己啓発セミナーに通っているという噂を聞いた。
セミナーのインチキを見破ろうと乗り込むも、逆に自分の悩みを言い当てられ、驚いてしまう。
相手を信じ始めた主人公は、インストラクターに自分の悩みをうち明ける。
主人公はすっかり自信を無くしており、自信を取り戻すためには、学生に対する恐怖心を克服しなければならないと、インストラクターは言った。
セミナーに通う少女に、学園の学生服を着せたインストラクターは、主人公を罵倒しろと、彼女に命ずる。
罵倒に我慢していた主人公も、怒りが頂点に達し、気が付いたときには少女を押し倒し、陵辱していた。
我に返って愕然とした主人公だったが、それはセミナーのカリキュラムだと、インストラクターは笑った。
それから数回、カリキュラムをこなした主人公は、すっかり自信を回復した。
優秀な成績を残した主人公を、セミナーは新しいインストラクターとして働かないかと誘う。
いつのまにか、隣の部屋には少女が座っていた。
彼女はセミナーにやってきた相談者だという。
とまどう主人公に、インストラクターは微笑む。
人間には全て淫乱な欲望があり、それを解放することで、救われるのだと。
自分が治療されたとおりにすればいいと。
しかし、自分と少女は違う。
彼女が大人しく犯されてくれるとは思えない。
ならば、自ら犯されたいと思うようにし向ければいいと、インストラクターは言った。
そのための方法は、すでに経験しているはずだと。
「導いて犯せ、少女が自ら望んだように」その言葉を、呪文のように耳元で囁かれた主人公は、部屋の扉を開けた。
◆登場キャラクター●夏雲若菜(なぐも・わかな)・トラウマ「潔癖」彼女は、自分が汚れてしまったと思いこんでいる。
昔の初恋相手である主人公が現れたが、うち明けることが出来ない。
彼女も主人公も、幼かった昔のように振る舞っているが、それは主人公を騙しているようで、悩んでいる。
●渡会静香(わたらい・しずか)・トラウマ「裏切り」彼女は教師だが、夢は役者になることで、今もレッスンを続けている。
教師など腰掛け程度に考えていたのだが、学生に情が移り、自分の行為が裏切りではないかと、苦悩してる。
●日凪朋美(ひなぎ・ともみ)・トラウマ「怪物」洞察力や観察力が生まれつき秀でていて、無意識のうちに他人の心の内を推測してしまう。
幼少のころ、その能力を両親が気持ち悪がった。
両親が離婚したのは、そのためだと思っている。
必要とされない人間だと思いこみ、自殺願望がある。
●香坂由南(こうさか・ゆな)・トラウマ「拉致監禁」本来は主人公を拐かす悪者側にいるキャラなので、攻め落とされるわけではないが、彼女にも辛い記憶がある。
●東堂真里亜(とうどう・まりあ)・トラウマ「虐め」真理亜には虐められていた時期がある。
酷い虐めで自殺さえ考えた。
二度と虐められるのがイヤで、今は他人を虐める側に立っている。
虐められる人間の気持ちも共感できるので、同時に彼女自身も傷ついている。
●御厨聡美(みくりや・さとみ)・トラウマ「姉の死」面倒臭がりの聡美に代わり、お使いに行った姉が事故に巻き込まれて死んだ。
そのため聡美は、自分の身代わりに、優秀な姉が死んだと思いこんでいる。
●綾瀬沙紀(あやせ・さき)・トラウマ「メッキ」天才が故の無気力。
全てをそつなくこなす沙紀には、本気になれるものがなかった。
気が付けば他人を見下しているだけの生活だった。
本当は、本気になった時の限界を知るのが怖くて、怯えていた。
●真樹あずさ(まき・あずさ)・トラウマ「?」主人公の夢に現れる少女。
主人公の受け持ちクラスではないクラスの学生。
担当教諭が病欠したとき、一度だけそのクラスの教壇に立ったことはあるが、接点はその時だけ。
何故かその日から、夢に現れる。