ANGEL・CORE上巻

blueeyes
時は大戦前夜。
卓越した科学力で世界の頂点に立とうとする「統一帝国」は持てる科学力とカバラの知識の粋を集め、「天使」の血を引く者たちから、神の力の結晶「エンゼル・コア」を取り出すことに成功した。
この「エンゼル・コア」の研究の行く末が次ぎの大戦の戦局を大きく左右すると言われている。
統一帝国領地北の果て、極寒の地「ノルトラント」帝国銀十字軍の極秘研究所。
「天使」の血を引く者と、「エンゼル・コア」の物語はここから始まる。
帝国の若き将校「ラルフ・マスケンヴァル中尉」がノルトラント」に赴任し与えられた任務は、被験体と呼ばれる少女たち「天使」を管理監督すること。
しかし、その実体は「天使」たちとセックスし、彼女たちの魂の結晶である「エンゼル・コア」を育成することだった。
当たり前のように「天使」たちを抱き、享楽に溺れる同僚たちにラルフは違和感を覚える。
そして、ある事件をきっかけに「天使」たちが兵士にすすんで体を開く、真の理由を知る。
そのとき、ラルフは重大な決断を下す。
それは戦局に影響するほどの波紋を広げることになる。
その決断とは…。