戦乙女の危機

BLACKPACKAGETRY
◆ストーリー時代は現代より少し先の未来。
科学なども今よりは進歩していた。
しかし、物事には常に代償がつきまとう。
まるで進歩に反比例するように人間は堕落していった。
「科学の進歩」という言葉の前に倫理や道徳という言葉は置いていかれ、そして物笑いの種となっていった。
臓器移植のためのクローニング、新たな人類の創造を目指した遺伝子操作、生物兵器の開発、そしてそれらを行うための違法な人体実験などが秘密裏に、しかし半ば公然と行われていた。
そして、そんな非合法組織に所属している科学者の主人公は自らの欲望のままに『実験』を繰り返していた。
一方、政府の特務機関に所属する「ワルキューレ」と呼ばれるヒロイン達は、主人公の組織を壊滅させるべく、今まさに主人公の研究施設に潜入しようとしていた。
これまで何人もの捜査官が組織に送り込まれたが、帰って来た者は誰もいなかった。
緊張しつつも潜入に成功するヒロイン達だったが、それは罠だった。
情報のリークにより事前に罠を張って待ち構えていた主人公に捕えられてしまうヒロイン達。
こうして新たな『素材』を手に入れた主人公の『実験』が始まる……。
◆登場キャラクター●「コードネーム:ワルキューレアイン」本名:御子神刹那(みこがみせつな)特殊諜報機関所属のチーム「ワルキューレ」のリーダー。
優秀な潜入捜査官だが、今回、上層部の裏切りによりチームごと罠にはまり、主人公の『実験』材料となる。
性格はとにかく任務優先で生真面目。
気が強く、悪には決して屈さないという正義感の持ち主で主人公の『実験』にも容易に屈することも無い。
また、任務のためなら私情に流されずあえて仲間を切り捨てることも厭わない。
やや男っぽい口調が特徴。
●「コードネーム:ワルキューレツヴァイ」本名:ソフィア・クレーメルチーム「ワルキューレ」の一員で、その経験の豊富さからチームの参謀的ポジション。
物静かで落ち着いた性格だが芯は強い。
任務に忠実だが刹那よりは性格的に融通が利き、チームの調整役といった感じ。
他の二人より年上のためか自ら二人を守ろうとする傾向があり、本当の意味で非情になりきれない部分が欠点と言える。
●「コードネーム:ワルキューレドライ」本名:エリーゼ・フォイエルバッハ「ワルキューレ」の一員で、優秀だがまだ経験の浅い新人。
強がりで生意気な性格で、一言で言えばまだ子供。
お調子者で軽口が多く、その言動でよくリーダーである刹那にたしなめられる。
任務に関しても優秀であるがゆえか、どこかゲーム感覚である。
これまであまり苦境を経験していないため、主人公に対しても最初は小馬鹿にし強がるものの、『実験』を繰り返されるうちに途中からは音を上げて許しを乞うたりするようになる。