いただき!娘娘チャイナ
TranceSoft ◆ストーリー◆中華飯店の店長をつとめる「中島徹」は、ある日、仕入をしようと買い出しに出ていた時に事故に遭い肩を痛めてしまう。その原因を作ったのが、生まれつきものすごく運の悪い「日比野千幸」であった。
治療のため千幸の家に向かうと、なぜか千幸の家が火事になっていたり、徹の車が川で水没しいたりと不幸が続く。
肩の怪我のせいであまり働けなくなった徹は、ケガの治療費や千幸の家が燃えてしまった事の打開策も兼ねて、自分の店で住み込みで働いてみては?と提案する。
妹の「日比野彩加」は猛反対するが、これを逃せば行くあてが無くなってしまうという千幸の説得により、車の弁償と新しい家が見つかるまでの間、徹の店で住み込みで働くことになった。
しばらくして仕事に慣れてきた頃、休憩中になにやら雑誌とにらめっこをしている千幸がいた。
何を読んでいるのか、徹が覗いてみると……お客が置いていった雑誌だった。
”今年のあなたはうお座のA型との相性ばっちり!どんどんセクシーにアタックして彼をめろめろにしちゃいましょう!幸せになれること間違いなし!”それを真顔で「アタック……メロメロ……うお座のA型……」と見つめていたのだ。
「うお座って店長のことじゃないですか」「ええええええっ!」厨房若い子に言われて徹がうお座だと知った千幸は、途端に顔を真っ赤にさせてその場から去ってしまう。
千幸が去った後、雑誌を手に取ってみると、いかにも眉唾なゴシップ系の雑誌で誤植も多い。
しかも日付は去年のもの。
占いをあまり信じない徹は特に気にすることなく、日常へと戻るのだった。
しかし、その日を境にして千幸の行動は大胆かつ積極的にかわっていく。
妹の後押しもあってあの手この手で大胆に迫ってくる。
自分が見た占いの記事が去年の物で、しかも誤植だったと知らない千幸、その猛烈な勘違いと少しの好意が暴走し、徹と彩加を巻き込んだエロい日常が始まる――。
◆登場キャラクター◆●日比野千幸(ひびのちゆき)やや思いこみが激しく妄想と暴走をするところもあるが、働き者で真面目ないい人、でもドジ。
占いが大好きで自分が大好きな占い師の記事をかなり信じている。
短大を出たあとOLとして就職をするが、半年ほどで辞めている。
そして、次の会社も半年で辞めている。
あとはアルバイトや派遣を繰り返していたがすべて短期間で辞めている。
本人も自覚しているが、すさまじい不幸体質と少しのドジを併せ持っており、それが原因で今までの仕事をクビになっている。
そのドジと不幸は周りを巻き込む台風型。
非常に迷惑な体質で、落ち込んだりするが立ち直りが早く、不幸体質であろうとめげずに生きている。
占い記事の誤植に気づかず、勘違いして主人公に夜ばいを決行したりする積極的な面も兼ね備えている。
●日比野彩加(ひびのあやか)姉の千幸とは反対の性格で、テキパキと物事をこなす。
委員長タイプで仕切るのも上手い。
千幸の不幸体質の一番の被害者。
何とか逃れようと卒業後、働き出すが不幸の余波を受けてあまり上手くいかない人生を送っている。
千幸から離れて生きていきたいが、千幸が心配性でくっついてきてしまいそれもかなわない。
それだったら一緒に住んでいるけど、泊まり込みで仕事が出来る職について家に帰らなければいいと思い、偶然行き着いたのが今の仕事<超売れっ子AV監督>。
キャリアは1年ほどだが関わった作品は数知れず、ヒットメーカーとして雑誌の取材などを受けている。
徹が運がいいことに気がつき、何とか姉の不幸を打ち消せないかと考え、千幸を徹に近づくように後押しをする。
しかし、徐々にエスカレートする千幸の行動を見てなんだかヤキモキしてしまう。