6人の女教師
BLACKPACKAGE ■ストーリー■厄介な期末テストも終わり、待ちに待った冬休みがやってきた。成績低下しているだの将来のために勉強しろだのと、いつもぎゃーぎゃーとうるさい両親から離れて、友人と一緒にバイト、小旅行、そして合コン……冬休みのスケジュールは楽しいイベントでびっしり埋まっているのだ!エリートや教育家の多い親族の中で唯一落ちこぼれである俺の為を思ってか、「学生の本分は勉強で~云々」だの「学生の分際でバイトなんかしていないで勉強を~云々」とうるさかった両親も、俺の決意が固いのを知ったのか、最近は何も言ってこない。
学力低下!?将来のための勉強!?優秀な人間!?そんなものに俺は興味は無いのだ。
学生という短い青春時代を楽しく有意義に使わないと、後で後悔するって昔ばっちゃが言ってた(ような気がする)。
……ともかく、まあ、とりあえず今が楽しければ無問題なのだ!後の事なんて、その時考えても遅くはない……はず。
意外と何とかなるもん……だと思う、多分。
━━━━そして、記念すべき休みの第一日目。
俺は『私立教明学園』の前に立っている。
ここは叔母が学園長を務める、優秀な研究者や有名人を数多く輩出した、地域で一番の名門校。
母親に半ば無理矢理使いを押しつけられてしまったのだ。
手土産の菓子折に目を落とし、小さくため息をつく。
「はあ……俺、あの叔母さんってちょっと苦手なんだよな……」……まあいいや。
面倒な事はさっさと済ませて、貰った小遣いでCDでも買おうと気楽に正門をくぐる俺。
そう、俺は知らなかったのだ……無機質な校舎の奥に、あのような恐ろしい(!?)出来事が俺を待ちかまえていようとは━━━━■登場キャラクター■◆尾崎和也まったくもって平凡な男子学生……のはず。
勉強が苦手で学力は中の下ぐらい。
しかし本人は『下には下が居るし、そんなに自分自身は困っていない』と思っていましたが、研究者や教育関係者、エリートが多い身内の中で、勉強の出来ない主人公を持つ両親は肩身の狭い思いをしていました。
危機感を共有してくれない主人公を見て、両親は同じ教育関係者であり妹の尾崎雅恵に現状を相談します。
そしてそれが、思わぬ方向へと進むこととなり……◆尾崎雅恵冷静沈着coolな学園長主人公の伯母であり、名門校『私立教明学園』の学園長を務めている女性です。
冷静沈着・クールな才女であり、一族の中でも出世頭の中に入ります。
主人公の成績低下の事を兄夫婦から相談を受けた雅恵は、『こんな成績ではろくな将来が待っていない。
一族の名にかけて、彼を更正させてエリート道に進ませなければ』と考え、主人公のために『短期集中監禁スパルタ計画』を決行します。
◆瀬戸薫子エッチなフェロモンまき散らし系英語教師。
自分の容姿とプロポーションに絶大の自信があり、いつも露出度の高い服装をしています。
「格好良くてお金持ちの外国人の妻になって有閑マダムになるの(ハート)」という野望がきっかけで外国語を専攻、そしてその特技を活かして英語教師になりました。
外国人が集まるお見合いパーティーなどには精力的に足を運び、自身をアピールしますが、なかなか結婚までには至らないのが悩み。
現在は「外国人じゃなくてもいい。
格好良くてお金持ちで……」とまで最大譲歩している様子。
学園長の身内であり若い男性である主人公を見て「身体でたぶらかし、あわよくば……」という野望に燃えます。
自分とは正反対で、美の欠片も感じられない野蛮な体育教師の須藤先生とは犬猿の仲です。
◆須藤晶熱血!学園青春ドラマ系体育教師。
熱血漢であり、『健康な精神と身体は運動から作られる!』を信条とし、健全な青少年が素晴らしい青春の日々を送れるよう、日々熱く指導しています。
尊敬する人物はTVドラマ『3年B組銀八先生』に登場する熱血先生『銀八先生』。
部活の監督を務めながら、勉強漬けの主人公の息抜き的役割を任されます。
無駄に色気と香水を振りまいて歩く英語教師の瀬戸薫子とは犬猿の仲です。
英語教師の松本瑛子は学生時代の先輩です。
◆源みう情報通なギャル系国語教師。
明るく楽しく、面倒なことはノーサンキュー!な天真爛漫な性格の教師です。
いつも等身大で学生に接しているためか、『友達感覚で肩が凝らない。
話しやすい先生』と女学生に人気があります。
以前から予定していた海外旅行が、今回の主人公育成計画のために急遽キャンセルになったため、主人公に恨みを持っています。
学生・同僚のほぼ全員と仲良しですが、いつも無感情な学園長に対してはちょっと苦手を持っています。
酒好き。
◆松本瑛子おっとり天然系の数学教師。
優しく穏やかな女性ですが、少しだけ頭のテンポがおっとりして居るところがありその為学生からは『天然どじっ娘の先生』『小動物みたいでカワイイ』と一部で大人気の教師です。
あだ名は『えーりん先生』。
慕われていることには嬉しさを感じつつも、しかし自分の威厳のなさに悩んでいたりします。
女子校育ちだったためか、いまだに男性とは一線を引いてしまう傾向が有ります。
学園長に過度な憧れを持っている様子……!?◆秋野もみじ頼りになるお姉さん的な保健室の先生。
主人公にとっての唯一の相談役であり、運動部の生徒のため、そして自身が顧問をしている美術部の監督のため、冬休み期間も出勤しています。
明るく親しみやすい性格と聞き上手&話し上手でもあるため、学生から同僚まで幅広く慕われている女性です。
学園長とは同級