二代目は☆魔法少女

すみっこ
■□■ストーリー■□■魔法の国、「ニンキョナーサ」。
その平和な国は、現実世界に住む人々の他人を思いやる心を糧として成り立っていた。
だが、誰もが自分のことばかりを考え、思いやりの心=侠気(おとこぎ)を失いつつある世の中、魔法の国は滅びの危機に瀕していた…。
その魔法の国のピンチを救うため現実世界に遣わされたのが、先代の魔法少女。
彼女は世の中にほんの少し残された「侠気」を集め、「ニンキョナーサ」を滅びから救ったのだった。
そして、それから十数年。
「ニンキョナーサ」は再び滅びの縁にあった。
かつてと同じく、人々が侠気を失ってしまったことだけでなく、魔界マフィアにも狙われていたのだ。
異世界を次々と地上げし、我が物としていた魔界マフィアたちは、「ニンキョナーサ」の危機を敏感に察し、ハイエナのごとく迫ってくる。
だが、先代魔法少女は既に亡く、現実世界で生活する魔法少女の唯一の子供は男の子。
今まさに「ニンキョナーサ」始まって依頼の危機に、「侠気」溢れる少女の登場が、強く強く待ち望まれていた。
…それはそれとして、現実世界。
そんな魔法の国の危機などはつゆ知らず、今日も楽しくのほほんと生きている主人公、菅原文太郎。
天涯孤独の身ではあるものの、生来の女好きを存分に発揮して超前向きに生きていた彼は、ある日突然の火災で、住んでいたアパートを焼け出されてしまった。
そんな彼に「とりあえずうちに来るか?」と親切な声をかけてくれる大家の娘、鬼龍院ハナ。
可愛い女の子に「家に来い」と言われた事に鼻の下を伸ばしつつ、ついていく文太郎。
しかし!少女に案内された先は、ヤクザの親分のお屋敷だった…っ!さすがの文太郎も最初は怖じ気づくものの、そのお屋敷「鬼龍組」が女所帯と知るや、あっさりと居候を決め込む。
折しも、鬼龍組は先代組長を亡くしたばかりで、敵対する組と抗争のまっただ中。
文太郎は、可愛い女の子との夢のような生活を守るべく、ケンカも弱いくせに立ち上がるのだった。
…とはいえ、ケンカはからきしの文太郎。
案の定、ちんぴら共にぼこぼこにされてしまう。
そして、危機に陥った文太郎を助けようと、ハナが駆け寄ってきた時……。
文太郎の母の形見のストラップが輝きを放ち、ハナは、「魔法少女」に変身した!!■□■登場キャラクター■□■◆鬼龍院ハナ(きりゅういんはな)現「鬼龍組」組長。
小柄な身体、幼い容姿ながら、先代である父亡き後、一家を立派にまとめ上げている。
竹を割ったようなさっぱりとした性格で、ちょっとの事なら笑って許す、江戸っ子姉御肌の少女。
◆緋牡丹お龍(ひぼたんおりょう)鬼龍院ハナが、文太郎の母親の形見であるドス型ストラップの力を得て変身した姿。
変身前とはうってかわって、豊満ながら引き締まったナイスバディの持ち主。
◆哀川つばさ(あいかわつばさ)文太郎の大学の同級生で、あまり目立たないメガネ少女。
ただし、胸はかなりの巨乳。
人とのコミュニケーションが苦手で、いつも無愛想&不機嫌そう。
実は筋金入りのオタクで、ロリもショタもBLもいけるハイブリッド腐女子。
◆魔法少女アサルトセピア哀川つばさの変身した姿。
ハナ→お龍とは正反対で、こちらはロリロリきゃぴきゃぴ魔法少女。
おつきの謎の生き物「キパ」を連れている。
◆フィオーレ・コルレオーネ無表情・無感情の三人目の魔法少女。
一見いいところのお嬢様風の彼女だが、実は魔界マフィアに飼われている戦闘マシーン。
『自分には愛される価値はない。
ならばせめて必要とされるように…』と考えている、悲しき少女。
◆angeloneroフィオーレの変身した姿。
凄腕のガンマンにして、驚異的な体術の使い手だが、その招待は謎に包まれている。
◆高倉すなお(たかくらすなお)組長であるハナノボディガード。
幼い頃から影のようにハナの側に付き従っている。
剣の達人で大の男でも叶う者は少ないが、性格は引っ込み思案で人見知り。
何かあると、すぐにハナの背中に隠れてしまうため「どちらがお守りか分からない」と言われている。