座敷楼-無垢乙女狂育-
BlueTopaz 妻・千鶴子との冷め切った仲、だくだくとして変わらぬ灰色の日々に疲れ果てていた、主人公・嘉納秋継。そんな彼が出会ったヒロイン・立花は、忌まわしき因習によって、生まれてこのかた、仄暗い地下の座敷牢で過ごしていた悲劇の少女。
外界から遮断され、話し相手は食事を運んでくる婆やのみで、まともな教育は受けていない。
故に肉体は成熟していても、精神的には幼く、純粋そのもの。
一般常識も知らなければ羞恥心もない。
そんな彼女との触れ合いによって秋継の中で何かが変わり始める。
そして、互いに惹かれ合い、一線を越えてしまった二人は、異常な性の世界へと没していく。
そこに嫉妬深い主人公の妻・千鶴子や、妻の浮気相手であり、主人公の大学の後輩・向島孝史が絡んで、愛憎渦巻くドロドロの展開へと……。
“BlueTopaz”が贈る、和のテイストをふんだんに盛り込んだエロスに彩られた、情愛耽溺アドベンチャー。
■□■ストーリー■□■時代は明治。
とある寒村の地主である嘉納家の現当主、秋継(主人公)は、温厚篤実な性格で、村人たちに安く土地を貸し、自らも医者として病気に苦しむ人々を看て廻っていた。
妻はあるがその仲はとうの昔に冷め切っており、妻自身も現在離れに暮らす秋継の大学の後輩、向島孝史と密通している体たらく。
既に父母を他界し、身の回りの世話をしてくれていた婆やも亡くなった。
秋継は、言い様のない孤独を抱えながら今を生きていた。
しかし亡くなった婆やの最後の言付けで世話を頼まれた、蔵地下の座敷牢に幽閉されている女性との出会いによって、秋継の人生に転機が訪れる。
■□■キャラクター紹介■□■◆嘉納立花身長:160cm体重:45kgB/W/H:90/59/87嘉納家の蔵地下にある座敷牢に幽閉されている女性。
嘉納家のある出羽の土地ではアルビノの女児は不吉とされ、処分されるはずだったが、彼女の両親は、良心の呵責からその因習に従わず、密かに地下の座敷牢で生活させることにした。
彼女の世話を主人公が引き継ぐことになった。
年齢的にも肉体的にも大人の女性だが、外界から完全に遮断された地下牢での生活だったこともあって精神年齢は幼く、一般常識にも乏しい。
羞恥心もないようなもので、ウブな主人公を困らせることもしばしば。
◆嘉納千鶴子身長:155cm体重:42kgB/W/H:83/55/87主人公の妻。
隣村から嘉納家へと16才で嫁いで来るも子宝に恵まれず、先代当主から辛く当たられていた。
先代の義父母が亡くなってからは、これまでの鬱屈を晴らすように浪費癖が始まってしまう。
今では優しくも優柔不断な夫への愛情も薄れ、夫が連れて来た大学の後輩である書生・向島孝史と密通するようになった。
最初こそ、夫に知られないよう注意していたが、密通していることを感付いたにも関わらず、何も言ってこない夫に呆れ、今や公然の秘密として開き直っている。
しかしそうした行為も夫へのあてつけの感が強い。
元々、嫉妬深く、執着心の強い彼女は、立花の存在を知り……。