絶対女子寮域!
highsox ■□■ストーリー■□■養父が亡くなり、身寄りのなくなった主人公「天宮漣」。漣に残されたのは養父と暮らした思い出の家、だたひとつ。
けれど、その家を相続するには莫大な相続税を支払わなければならず、学費・生活費・相続税ローンと、待っているのは赤貧未来。
今日を乗り越えるため、明日を生き抜くため、養父との思い出の家を守るため、さまざまな誤解と思惑とすれ違いに翻弄されつつ、男子でありながら、養父の昔馴染みが経営する全寮制の女子校に転入することになってしまう。
「絶対に、じいちゃんと暮らした思い出の場所を守るんだ!」唯一の家族との思い出を胸に、女子校という異界の花園に足を踏み入れる主人公。
そこで待ち受けていたのは女の子だらけのドキドキわくわくハーレムライフ…!?とはひと味ちがった、女尊男卑のサバイバル生活。
漣の望みはただひとつ!できる限り普通に、穏便に暮らしていきたい……。
そんなささやかな願いを打ち破る、さらなるドタバタの日々が続くとも知らずに。
■□■登場キャラクター■□■【波多野梗花】CV:計名さや香八幡女子学院の理事長、波多野和子“波多野の鬼婆”の孫。
身近に男色趣味の兄、そして、気弱な母をないがしろにして世界中を飛び回っている父という最悪の男サンプルがいるため、たいそう男を嫌悪している、というか馬鹿にしている。
一応、資産家の娘ではあるがお嬢様的な傾向は薄く、兄が家のことを殆ど背負っているので特別扱いなどはされていない。
ただし“波多野の鬼婆”の血を引いた大物であることは確か。
普段の立ち振る舞いからクールに見えるが、実は感情型。
気が強く負けん気も人一倍で、静かに熱くなるタイプ。
よく突き放すような物言いや態度を取るため「嫌なやつ」という勘違いを受けやすいが、むしろ友達思いで、困ってる人間を見過ごせない人情家とも言えるのだが、素直になれない性格のせいでいつも誤解を生む不器用な人。
反して敵対者には容赦がなく、特に男に対しては必要以上に突っかかる。
また、神がかった機械オンチで、機械のほうに嫌われているとしか思えないほど高確率で電子機器を破壊する性質は、さながらグレムリンのごとく。
【和泉楓】CV:奥山歩同居人は小さな達人。
実家が合気道の道場で有段者。
道場の跡取りとして期待を集めていた兄を、幼い頃に事故で亡くしている。
大事な跡取りを亡くした父の元で、兄の身代わりのように合気道に打ち込んでいたが、進学を期に全寮制の八幡女子へと入り、現在は合気道から身を引いている状態。
八幡女子学院の寮では主人公と相部屋の同居人となる。
コテコテの和少女。
親のしつけが厳しかったことと、物心がついた頃から武道に接していたため基本的に規律正しく、礼儀正しく、誰に対しても(たとえ相手が幼児でも)敬語・丁寧語でしゃべる。
繊細だった兄に過保護に育てられてしまったせいか、大事なところが抜けており、一言で言うとずぼら。
熱中しやすい性格で一度集中してしまうと周りのことが見えなくなってしまい、その直後、冷静になってから後悔する。
テレビはあまり見ないが、笑点と大相撲は欠かさずチェックしている。
大の猫好きで、実家では猫屋敷化するほど猫を飼っていた。
【四之宮友子】CV:楠鈴音寮の「お母さん」。
風紀委員の委員長と寮長を兼ねる「お母さん」的存在。
正義感が強く不正を許さない鋼の心を持つが、終始おっとり。
厳しく取り締まるのではなく優しく親身に諭されるので良心のある人間にとってはこれほど相対しにくい相手はない。
笑うかどには福来る!物事をあまり深刻に考えず、いかなるピンチも、春爛漫な笑顔で周囲を自然と鼓舞するムードメーカ。
自分よりも他人を第一に考えるという献身の塊で、多少の不利益など眉ひとつ動かすことなく笑顔で受け入れる。
風紀委員長、寮長という大役を請け負っているだけあって頭の回転は人並みはずれて速い。
特に人の長所を見つけることに長け、司令塔として最適な人物。
どのような時でも前向き。
ポジティブ・シンキングを忘れない、笑顔の絶えない良識人。
ただし、悪意というものを持たないがゆえに利用されやすく、騙すくらいなら騙されろという性格ゆえに友子自身のスペックがいかに高くとも、正常に発揮されることは稀。
【八島春海】CV:桜川未央友子の高性能ビット。
四之宮友子に代わって、ヘヴィな任務を片付ける“裏風紀委員”の副委員長。
四之宮家と八島家は古くから主従関係のような間柄で、友子からの信頼はとても厚い。
影に偲ぶ立場でありながら春海当人はかなりの熱血漢で、ことさら思い込みが激しく、特に友子が絡むと視野が狭くなってしまう傾向にあるのはご愛嬌。
男勝りで快活。
卓越した運動神経の代わりに女の子らしさのあれこれを忘れてきてしまったような子。
真面目な性格なため、授業もサボることなく受けているが、理解という点においていつもツメが甘い。
生来の思い込みの激しさが悪影響し、当人は理解したつもりでいても、実は中途半端な理解のままで内容だけがどんどん進んでしまって、わからなくなっていくという典型的なパターン。
猪突猛進型で、こうと思い込んだことはなかなか曲げない。
純粋な友子を外敵から守ることができるのは自分だけだと自負していて、春海自身が友子に恋心に近いものを感じている。