かいわれっ!~柴森海音編~
abelia ある日、四人の少年少女の魂は入れ替わってしまった!男の体に女の心。女の体に男の心。
友達の体に俺のココロ。
親友の体に私のココロ。
しかも、一定期間ごとにリボルバー式スライド。
四人はあらゆる秘密と性感帯を共有しちゃうぞ。
何このシステム!?悪魔の悪戯か、神の手違いか(正解:神の悪戯)。
思春期の若者たちによる、ちょっぴり不思議な、揺れる心のハイパー青春コメディ!そんなハイパー青春コメディを、キャラクターごとに分割してダウンロード販売を行います!■ストーリー卒業とか進学とか就職とか。
そういった話題がそろそろ教室に囁かれはじめる季節。
少年は“自分の場所”を見つけてしまった。
居心地の良い場所だった。
静寂と独特の趣。
心休まる空間。
そして友人。
悩み事を語り合い、冗談を交わしあい、なおどこかぎこちない4人。
同じ傷を持っている気がした。
旧校舎の一角、なぜか取り壊されずに残っていた教室。
誰からも忘れられた園芸部の部室。
そしていつだったか、堀添凛がここに宣言。
「ここを園芸部からコミュニケーション研究会と改名する!」顧問は一言。
「ふぅん。
いーんじゃないのぉ?」「コミュニケーション研究会」の活動開始と相成ったわけである。
そんなある日、ふと口をついて出た言葉。
「ねえ、誰になりたい?」4人はそれぞれの希望を―――軽い気持ちで―――口にしていた。
突然、大きな力が4人を襲う。
学校が崩壊したわけでも、爆弾が落ちてきたわけでもなかった。
が、確かにそれは異変に違いなかった。
激震のような波動が過ぎ去ると、4人の精神は冗談の通りに入れ替わっていたのである。
果たして、4人は無事元の身体に戻れるのか!?■登場キャラクター●柴森海音(しばもり・かいね)声:音無区々三年生/女通称「しばもー」。
極度の人見知りで、いつもどこかおどおどしている小動物系。
コミュニケーション研究会のマスコット的存在で、堀添に懐いており、いつも一緒に行動している。
●堀添凛(ほりぞえ・りん)声:大空七海三年生/女通称「ぞえ」。
面倒見が良く、前向きでハツラツな元気系女の子。
コミュニケーション研究会の会長(自称)。
いろいろなことを提案し、盛り上げることを己の使命としている。
●沢口美晴(さわぐち・みはる)声:本田みか三年生/女ひょんなことから國枝と仲良くなってコミュニケーション研究会にも顔を出すようになる少女。
乙女ちっくな天然系。
いつも夢見がちな言動で周囲を和ませたり、ときに引かせたりもする。
桃井とは幼馴染みでいつもコンビで行動している。
●桃井恵子(ももい・けいこ)声:細田なな三年生/女沢口に付き合う形でコミュニケーション研究会に関わっていく少女。
いつもどこかツンケンした態度を見せ、刺々しい言動からトラブルを引き起こすことも少なくない。
コミュニケーション研究会を内心快く思っていないようで、ことに國枝に対しては妙に意地になってしまうところがあるみたいだが……?沢口とは幼馴染みでボケとツッコミのような間柄(当然、桃井がツッコミ)。
●百合川真冬(ゆりかわまふゆ)声:みる三年生/女捉えどころが無く、いつもぼんやりとして何処を見て何を考えているのか判らない不思議系少女。
ときおり、一同を驚かせるようなショッキングな言動もしてみたりする。
何をするでもないが度々部室に姿を見せる。
●若田部葉子(わかたべ・ようこ)声:風音(かざね)26歳/女コミュニケーション研究会の顧問を担当する社会科教師。
均整の取れたプロポーション、親しみやすい言動、豊富な知識や経験を見せる完璧な大人なのだが、肝心の授業に関しては根本的にやる気が無いのが玉にキズ。
生徒全般からは全幅の信頼を受けており、個人的に相談に応じたりもしている。
コミュニケーション研究会のメンバーには顧問というだけの関係でなく、個人的に興味を持っているようだ。
●國枝優真(くにえだ・ゆうま)声:たくま三年生/男真っ直ぐで一本気。
誰からも好かれるムードメーカータイプ。
内面的には真面目なところもあり、たまにどうでもいいように見えるところにこだわって足踏みをしてしまうこともある。
両親と歳の離れた妹がいる。
●越中忠文(こしなか・ただふみ)声:広末涼三年生/男成績優秀、家柄良好。
礼儀正しく要領も良いどこから見ても完璧超人。
どこか他人と一線を引いてしまうところもあるが、友達想いの部分も持っており、仲間内からの信頼も篤い。
クールな外見の裏に、熱い一面も……?