水夏~SUIKA~さやか

ムーンロック
天才的な絵の才能を持つものの、女性の死体をモデルに絵を描くという猟奇性から村人から忌み嫌われている画家“白河律”の元で絵の勉強をしている“上代蒼司”は、その律の一人娘“さやか”と交際をしていた。
そんなある日、村では、律が自分の芸術のためにモデルを殺しているという噂が広まっていた。
そうしたなか、蒼司とさやかは、引き寄せられるように結ばれ、互いの愛情を深めていくのだった。
そして、そのとき、さやかの絵を描くことを決めた蒼司は、想いの限りをキャンバスにぶつけ、絵を完成させる。
その完成した蒼司の絵を見た律が、突然、自分も娘の絵を描きたい言い出し、ふと蒼司は、律の不穏な噂を思い出すのだったが……。