緋の月

みるくそふと
■ストーリー時は幕末。
主人公・惣一は、剣の師匠である霧と二人で旅を続けていた。
表向きの旅の目的は、惣一の剣の修行。
惣修行と称して町道場を転々としながら、二人はとある人物を探していた。
二人の本当の旅の目的は、霧の養父を殺した仇を探し出すこと。
探し出して、養父の無念を晴らすことだった。
二人は旅の途中、江戸付近の港町・御津鍬(みつくわ)藩に立ち寄る。
ならず者に絡まれていたところを助けた縁から、茜とさくらに腕を見込まれて人探しを頼まれる。
行方不明になったさくらの父親を探して欲しい。
行方不明になる前に、最近町に出回っている妙な麻薬を調べていたから、事件に巻き込まれてしまったのかもしれない。
はじめは渋ったものの、食事と宿を提供してくれるという条件に惹かれて了承してしまう。
そうして二人は、茜の家『胡桃屋』に滞在しながらさくらの父親を探すことになった。
調査するうち、神隠し・阿片・城代家老の不穏な動き……と、次第に単なる人探しではすまない事件であると気付き始める。
更に探索を続けていく過程で浮かび上がってくる、ルッソという謎の外国人の名前。
そして辿りついた、全ての黒幕である男、神崎――――それこそが、二人の追い求めていた仇の名だった……。
■登場キャラクター●惣一(CV:児玉さとみ)霧の養父と親交が深かった町道場の三男。
具体的な目的もなくただ漫然と生活していたが、父の命により、霧の仇討ちの旅に付き添うこととなる。
父親同士の親密だった事から、霧とは幼馴染みのような関係。
ちょっと気の弱い優しいお兄さんという外観。
●霧(CV:理多)幼い頃に両親を亡くし、道場を構える養父に引き取られる。
霧自身もまた『剣客小町』の異名で呼ばれていた程の腕前。
突然殺された養父の仇である兄弟子、神崎の行方を追う旅をしている。
低い背丈と二つに分けて束ねている髪などの幼い外観ゆえに旅の途中では惣一の妹と見られることも多い。
(そのたびに不機嫌になる)●茜(CV:あ・ろま)物語の舞台となる城下町、御津鍬(みつくわ)藩に住む少女。
両親を早くに亡くしており、祖父が経営する小さな食堂・胡桃屋(くるみや)で働いている。
根は優しくて素直。
正義感でいっぱい。
しかし張り切りすぎて空振りすることもしばしば。
たまに語尾が「ですじょ」や「ごじゃる」になったり、変な言葉を使う。
●香澄(CV:楠鈴音)町医者を営む、茜の姉。
自分の身体の弱さを知るために学び始めた医学により、次第に女医としての腕と知識を身につけ、今では町一番の医者として知られるようになった。
物腰は柔らかいが、患者を前にすると、医者としての鋭い眼光をする。
凛とした表情と束ねた長髪が印象的な、落ち着いた女性。
●さくら(CV:緒田マリ)茜の友達。
薬問屋である父親が謎の事件に巻き込まれて…?のんびりおっとりしているが礼儀正しい娘。
父親の事になると一生懸命。
●静音(CV:児玉さとみ)胡桃屋(くるみや)の女将さん。
何かと情報通。
年上の色っぽさを出しながらも、年齢不詳。
●師範代(CV:胸肩腎)御津鍬(みつくわ)のとある町道場の師範代を勤める。
藩の剣術指南などもしているらしい。
豪快なおっちゃん。
●神埼(CV:間寺司)以前は霧と同じ道場で剣を学んでいたが、霧の養父が殺されたと同時に姿を消す。
現在は行方不明。
御津鍬(みつくわ)の町に居るという噂を聞いたが…?●和泉(CV:中瀬ひな)舞台となる城下町の、城代家老の娘。
長い髪を裾でひとつにまとめている美しい女性。
剣士に興味があるらしく、町道場に度々姿を見せている。
優しく穏やかで女性的だが、剣士を見定める眼光はとても鋭い。
服装を変えた時のその姿は…●椿(CV:鳩野比奈)神埼の実の妹。
病弱で常に床に伏している。
●ルッソ(CV:向井弥・葵)謎の異国人。
夜になると町をうろついてるという話も…。