とっぱら~ざしきわらしのはなし~
キャラメルBOX ■□■ストーリー■□■「おはようございます」朝。俺を起こしてくれたのは、母親でもなく、妹でもなく、幼馴染みでもなく、天使でもなく異世界からの使いでもない――影女だった。
――影女?話を聞くと、独り身の男の家に現れ、押しかけ女房よろしく世話を焼いてくれる妖怪らしい。
……いや、余計なお世話なんだが。
そう――俺は、妖怪にはうんざりしていた。
なまじ見えるばっかりに、あんなひどいことになったのだから……。
しかも、それで話は終わらなかった。
そんな俺の混乱が冷めやらぬうちに、疫病神まで現れやがった。
……よりにもよって、疫病神かよ。
俺は、ふつうの生活がしたいだけなのに……。
どうやら俺は、こいつらから逃れられない運命にあるらしい。
――やれやれ。
■□■キャラクター紹介■□■▼五日市圭治(いつかいちけいじ)本編の主人公。
妖怪を見ることができる。
話すこと、触ることもでき、人間社会と齟齬を起こさない限りで日常的に妖怪とコミュニケーションを取っている。
両親が死んだことや、影女の出現などで戸惑っているが基本的には落ち着いた性格で、心の優しい人間。
▼美影(みかげ)CV:佐本ニ厘163cm・B85・W58・H85【主人公の家に現れた影女】一人暮らしの主人公の家に住み着いた押しかけ女房。
追い出そうとする主人公の仕打ちにもめげず、必死で尽くす。
物腰は丁寧で柔らかいが、主人公のためになるならば強い主張を通すことも辞さない。
▼幸子(さちこ)CV:木村あやか152cm・B73・W54・H72【主人公の家に住み憑いた疫病神】座敷童と入れ替わるようにして、ひっそりと住み着いていた。
発見されてからは開き直って、家の中を我が物顔で歩き回るようになる。
天の邪鬼だが、根は悪くない性格で、まるで気の強い妹のようにも感じられる。
▼藤花(とうか)CV:青山ゆかり166cm・B89・W59・H89【藤湯神社に住む白面金毛九尾の狐】正体は殺生石という石で、主人公の住む町の神社に祀られていた欠片が変化(復活)したもの。
かつて妲妃や玉藻前などとして恐れられた大妖怪らしい。
しかし、退治されたトラウマのため、男をたぶらかして何事かをするなどいまでは考えるだけで恐ろしい。
▼白沢佐久夜(しらさわさくや)CV:まきいづみ167cm・B94・W60・H88【白沢商店を営む白澤(はくたく)?】あらゆる知識を持つという白澤らしいが、白澤にしてはあまりに頭が悪い。
牛の妖怪であることは確からしく、小さな角があり、巨乳。
ふつうの人間にも見える妖怪変化であり、角は帽子で隠して人間社会で個人商店を経営している。
店に来る子どもたちからはホルスタインと呼ばれ人気があり彼女も子どもたちを愛している。
▼瀬織(せおり)CV:深井晴花165cm・B81・W57・H86【別れ橋のたもとに住む橋姫】最近、主人公の家の近所にある篠橋という橋のたもとに住み着いた。
それ以来篠橋には、カップルで渡ると別れる羽目になるという噂が立ち「別れ橋」という俗称が付いた。
橋を渡るカップルを別れさせている。
数千年前からそうしているらしく、あちこちの橋を転々としてきた。
▼イソラ(いそら)CV:水鏡150cm・B72・W55・H72【元木川上流に住む河童】主人公の幼馴染み。
河童に性はないのだが、男児に変化して主人公と遊んでいた。
成長するにつれて主人公が遊びに来なくなってからとても寂しがっていた。
久しぶりに会うようになった主人公に対して美少女に変化して気を引こうとしたりする。
▼千鶴美(ちづみ)CV:金田まひる146cm・B69・W54・H71【小動物のようだが……?】町中で主人公につきまとってくる謎の女の子。
主人公は、彼女が妖怪であるということだけは察知する。
舌ったらずで、自分のことを「ちぢゅみ」と言う。
いつも腹をすかせている。
しつこいが、邪険にしても怒らず、めげず、愛嬌がある。
主人公におやつをたかるかと思えば、縁起物を拾ってきてくれたりする。
▼瑞原穂波(みずはらほなみ)CV:安玖深音160cm・B82・W54・H81【郷土史研究部部長】巫女のコスプレを好む。
妖怪好きで、お祓いの方法なども知っているが、妖怪を見ることはできない。
▼鈴(すず)鈴彦姫。
藤花の祀られている神社の鈴が変化した付喪神であり、藤花の眷属となった。
▼ミドリ座敷童。
かつて主人公の家に住み着いていたが、ひょんなことから主人公と喧嘩をして出て行ってしまった。
▼風野三郎(かざのさぶろう)郷土史研究部部員。
部長の穂波は冗談で彼のことを「風の又三郎」だと言うが主人公の感じるところでは、ただの人間のようである。
▼五日市喜善(いつかいちきぜん)主人公の大叔父。
在野の民俗学者。
独身で生活能力に欠け、親戚から厄介者扱いされている。
しかし性格は良く、彼も妖怪を見ることができ小さいころから主人公には慕われていた。