だぶるまいんど

F&C
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■□■ストーリー■□■その日はとても暑かった。
毎年のように更新される最高気温。
地球温暖化が騒がれ始めた昨今で、一体どれくらいの人がその危機に耳を傾けているのだろうか。
……かくいうボクも、ただ身に降りかかる暑さに辟易していただけなのだけど。
ただ。
その暑い夏に、世間ではとてもとても小さな、ボク達にとっては大きな、本当に大きな事件が2つ、身に降りかかった。
1つは祖母が死んだこと。
身よりのないボクを引き取ってくれていたその祖母の死によって、ボクは長年住み慣れた土地を離れることになった。
そしてもう1つは、この時のボクには未来における予定みたいなもので、この時にはまだ、なにも起きていないことだから、それがどんなことになるかは、ボク達には分かりようがなかった。
その時のボクは、ただ、暑さにうめくボクの友達の愚痴を延々と聞くことしかできなかった。
『彼』はボクにしか聞こえない声で話す。
そしてその姿は誰にも見えることはない。
だって、『彼』は、ボクの中にいるのだから。
それはある夏の日の物語。
ボクがボクでいた最初の、そして最後の夏だった。
■□■登場キャラクター■□■●真下悠(CV:木葉楓)身長:171cm体重:59kgスリーサイズ:B87/W57/H88常葉荘の管理人。
長年ここの仕事を務めている。
落ち着いた物静かな女性で、進んで主人公の面倒を見てくれる。
時には姉のように、時には母親のように優しく主人公を包んでくれる人物。
基本的にいつも優しく自分より他人を立てるタイプだが、一度自分で決めたことはなかなか曲げない芯の強い部分もある。
また、特技は料理で、こと料理の腕は近所の板さんも舌を巻くほど。
趣味が高じて調理師になることを夢見ていた時期もあった。
「今日は何が食べたいですか?なんでもおっしゃってくださいね」●竜宮寺美沙子(CV:西田こむぎ)身長:163cm体重:55kgスリーサイズ:B78/W55/H82主人公の幼馴染。
10年来のつきあい。
自称「主人公の保護者」。
姉御肌。
自分になにもいわずに大学を去った主人公に対し、怒って所在を突き止め、常葉荘に乱入してくる。
けっこういいトコのお嬢様だが、性格がきついせいで、あまりそうは見えない。
また、責任感が強く、面倒見の良いタイプなので、困った人がいると放っておけない面も。
気が強く、口より先に手が出るタイプだが、恋愛事になるととたんに素直になれなくなる。
自分の胸が小さいことを非常に気にしている。
「おっそ~い!もう、待ちくたびれたわよ」●南あき(CV:草柳順子)身長:155cm体重:45kgスリーサイズ:B89/W56/H85常葉荘に住んでいる女の子。
天然っぽい、ぽやんとした雰囲気。
おじいちゃんっ子。
独特のテンポを持っており、「~ですぅ」と間延びした話し方をする。
底抜けに明るく「だいじょーぶですよぉ」が口癖。
どこか普通の感覚と外れている所がある。
また、花をいじるのが好きで、よく常葉荘の花壇の世話をしている。
実はとてつもなく頭が良く、英語やフランス語など、5ヶ国語に通じる。
家族全員が医者のため、本人も将来はセラピストを目指している。
「ひまわりさんはぁ、元気になる魔法が使えるんですよぉ~」