大帝国
ALICESOFT ■ストーリー統一宇宙暦0年以前、人類は広大な宇宙のごく一部の星域に点在し、それぞれに独立国家を築いていた。通常航行による他星域への移動には数百年以上の時間が必要であり、他国との接触は事実上不可能だった。
統一宇宙暦0年、エイリス帝国で「星域内に存在する不思議な空間」の研究が進み、その空間を利用して他星域へ一瞬で移動できることを発見した。
ワープゲートと名づけられたその空間は、それまで孤立していた多くの星域を結びつけた。
大航海時代の始まりである。
複数の星域を領土とする国家が築けるようになった人類は、侵略や征服、服従や滅亡を繰り返し、星域ネットワーク図――世界地図を刻々と塗り替えていった。
そして、統一宇宙暦939年。
三つの大国の首脳がそれぞれの理由で戦争を求め、開戦を目論んでいる。
世界最大の国家・エイリス帝国の議会では、混乱する世界をエイリスが鎮圧し、統治すべきとする世界管理プランが議決された。
世界最古の国家・日本帝国は、長引く中帝国との戦争で疲弊しており、大国から狙われつつある。
世界を巻き込む大きな戦火が宇宙に灯ろうとしていた。
■ゲームシステム「大帝国」は日本帝国軍を率いて他国を制圧し、世界統一を目指すゲームです。
プレイヤーは主人公である海軍長官・東郷毅として、艦隊の編成や戦闘の指示などを行います。
プレイヤーは大きく分けて三つのフェイズで様々な決断をしていきます。
・各種情報の確認をし、戦闘の準備を整える「戦略フェイズ」・他国の領地への侵攻戦を行う「戦術フェイズ」・東郷の行動を選び、イベントを見る「イベントフェイズ」「災害処理」と「防衛戦」では、戦術フェイズとほぼ同様の操作で戦闘を行います。
戦術フェイズ、災害処理、防衛戦は、発生しないこともあります。
■国紹介【日本帝国】神に選ばれた帝が絶対権力を持つ国家。
世界で一番古い歴史を持つ、他国に一度も支配されたことがない唯一の国。
現在は隣国の中帝国と長期に渡る戦争中。
●東郷毅(トウゴウツヨシ)日本帝国海軍長官。
独特な艦隊戦術で高い勝率を誇る提督でもある。
中帝国との会戦で前海軍長官が戦死した為、帝によって新たに任命された。
多くの艦船とベテラン提督たちも失われたので、新任提督たちと新生海軍を率いていかねばならない立場にある。
二年前にガメリカ人の妻を宇宙船の事故で失い、現在は一人娘の真希と暮らしている。
娘に関しては自他共に認める親馬鹿。
物事に動じず軽い言動が多いので一見ちゃらんぽらんに見えるが、娘が生きる世界の平和は強く願っている。
妻と結ばれる以前と妻の死後の女性関係は非常に奔放で、常に数十人とつきあっている遊び人。
仕事と気遣いができ、Hのテクニックも優れているので、非常にもてる。
ただし女性が不幸になることはまったく望んでおらず、「多くの女性を幸せにしたいので多くの女性とつきあう」という姿勢でいる。
その行動は周知の事実なので、東郷をとりまく女性たちは皆、東郷は独占できない男だと納得した上で好意を持っている。
【エイリス帝国】世襲制の女王が治める世界最大の国家。
ワープゲートを最初に発見した国であり、それを通じて世界各地を次々に征服する植民地政策をとった。
世界の半分以上を支配していた最盛期に比べると多少衰えてきているが、現在も世界の中心であるのに相応しい力を有している。
【ガメリカ共和国】エイリスに迫り追い越す勢いで急成長している、若い民主主義国家。
元々はエイリスの植民地だったが、二世紀ほど前に開拓移民が決起し、独立を勝ち取って建国した。
伝統を持たないが故に、自由と平等と正義を旗頭に発展を続けている。
国政を行う大統領と議員を国民が選挙で選ぶという民主的な体制をとっており、その平等さと実力があれば国のトップにもなれるという事実が国民の夢と誇りになっている。
【ドクツ第三帝国】敗戦後の惨状から急速に復興した、宇宙最高の天才を総統とする国家。
二十二年前の第一次宇宙大戦での敗戦で長らくぼろぼろだったドクツの国民は、二年前、イタリンで興ったファンシズムの影響を受け、一人の少女を国家の代表に選んだ。
見た目だけのアイドルとして選ばれたはずのその少女、レーティア・アドルフは、実は正真正銘の宇宙最高の天才であり、様々な改革でドクツを完全に建て直した。
現在ではドクツ政府の支持率は100%を達成し、国民の誰もがアドルフを正しいと信じ、ついていくつもりでいる。
【人類統合組織ソビエト】「共有主義」という独特の思想を掲げ、それを世界に広めようとしている国家。
二年前、古くから存在していたロシアン王国という国を革命で滅ぼし、そのあとに建国された。
この革命を主導し、後にソビエト主席、最高委員会委員長となったカテーリンは、本来ならまだまだ学校に通っているような少女である。
この事実は最高委員会の外部や他国にはほとんど知られていない。