魍魎の贄
TinkerBell 【DLsite.com独占先行販売】◆ストーリー数百年前――大きな戦いが妖魔・妖怪と人間との間に起こった。強大な力を持った魍魎を筆頭に、異形の物たちが人間たちに襲いかかってきたのだ。
その時の戦いは、辛うじて人間側の勝利に終わった。
人間たちを根絶やしにしようとした首謀者である魍魎は、とある山中に封印される。
……時は移って現代。
主人公・隼人は幼馴染の千尋や友人のすずなと共に、人に害なす人外の物を退治・封印する仕事に精を出していた。
実は隼人、千尋の二人も人間ではなく、妖魔・妖怪の類の生き物なのだが……隼人達は数百年前の戦いのように、人間を傷つけ、滅ぼそうとする妖魔達を嫌っていた。
人間と妖魔・妖怪の共存。
それが隼人達の目標だったのだ。
指導者であり封魔会社の代表である冴子の元、まだまだ未熟な退治屋である隼人達は、それでも毎日を楽しく過ごしていた。
しかしそんなある日、隼人達は冴子に不吉なことを知らされる。
数百年前封印した魍魎が、今また復活しそうになっていると――……隼人達は魍魎の復活を阻止すべく、一路封印の地へと向かうことになった。
◆登場キャラクター■春日井千尋(CV:安堂りゅう)隼人の幼馴染。
正体は化け狸。
元気で活発、考えることが大嫌いな突進型。
退治屋になってからも、呪具や呪文は使わず(使えず)とにかく肉弾戦あるのみ。
悪いことが嫌い、正しいことが好き、という判りやすい。
■若月すずな(CV:萌原ぷりん)代々「兎神(うさがみ)」を祀ってきた一族で、人間。
修行のために家を出て、冴子の会社に入っている。
隼人、千尋と同じアパートに住んでおり、千尋とは同室。
すずな自身に戦う力はなく、「鈴白(すずしろ)」と呼ばれる兎神を憑依させて戦ってもらう。
まだ未熟なため、鈴白を降ろしている時間には限界があり、そのためピンチに陥ることもしばしば。
妖力の低さが弱点。
隼人が好きだが、千尋の気持ちに気付いているのでちょっと遠慮している一面もある。
■薬師寺レイカ(CV:東かりん)付喪神を使役する能力を持つ魔族。
後ろに居る、執事人形のウルファートを操って戦う。
動物霊から進化した千尋のようなタイプの妖怪を少し下に見ている。
自分たちのような「高等な魔族」が人間も妖魔・妖怪も支配し、本当の「平穏」「安寧」をもたらしてやるべきだと思っている。
絶対的な存在である自分たちの支配があれば、下らない、些細な、細かな争いごとなど起こる筈がない、という考えで、過激な平和主義者。
■京極凪(CV:杉原茉莉)酒天童子の子供である「鬼童丸」の血を引く、人の血が混ざった鬼。
人と鬼の混血である凪は、人にも鬼にもなりきれず、長い時間を一人で過ごしていた。
森の中でひっそりと、草木や苔と同化していこうと思い始めていた凪だったが、ある時レイカと出会い、共に暮すようになってから、少しずつ感情が蘇り始める。
女という自分の性を苦手にし、日頃から男装している。
■鬼塚冴子(CV:有賀桃)封魔会社の代表。
妖魔・妖怪と人間の共存を理想としている。
以前は封魔・封印の巨大な組織の一員だったが、人外のものは善悪問わず殲滅するという組織のやり方に嫌気がさし、独立した。
普段は厳しい指導者だが、心根は優しく、隼人達にも好かれている。
使い魔の「コマ」は女好きのセクハラ犬。
いざという時には役に立つ……かも。
■白柳瑞穂(CV:野々村紗夜)冴子・一樹とはかつて同じ組織に所属していた仲間。
三人で組織を抜け、以後、冴子の立ち上げた会社に在籍。
ほわほわと優しい天然タイプだが、実は過去に夫を妖魔との戦いで亡くしている。
会社では事務・経理などを担当。
ヒーリング能力を持つが、ほとんど実戦には出ない。
■小早川隼人本作の主人公。
千尋と共に冴子に拾われ、封魔会社で働く。
性格は明るく、ツッコミ気質。
暴走気味の千尋とはウマが合い、昔からの仲良し。
■仁科一樹瑞穂と同じく、共に組織を抜けてきた仲間。
おとなしく目立たないタイプで、会社では瑞穂と共に事務・情報収集を担当。