FloatingMaterial上巻「いけないのに……わたし」

PoROre:
霧崎伊歩と逢坂俊は学生と先生ながらも恋人同士という背徳な関係であった。
しかし、ひょんなことから友人である上里ひまりが、伊歩と俊が抱き合っているのを見つけてしまう。
出会った頃から俊にほのかな恋心を抱いていたひまり。
しかし、そんなひまりの目の前では、普段楽しげにおしゃべりしたりおせっかいを焼くドジっ娘お嬢様である伊歩の初めてみる女の表情とその伊歩を後ろから荒々しく突き上げる先生ではなく男としての俊であった……「うそ……伊歩ちゃんと俊先生が……」見てはいけない光景に目が離せないひまり。
動けないひまりはやがて自分のカラダが火照るのを確かめるかのようにゆっくりとその手を胸元と恥丘へと滑らせていく「見ちゃダメ……こんなの……ダメ……」……ひまりに見られていたのに気付いていない普段通りの伊歩は、ひまりの落ち込んだ様子を心配している「ひまり?どうしたの、何かあった?」心配げな表情で声を掛けてくる伊歩。
しかし、ひまりはその顔をまともに見ることも出来ず……俊とも顔を合わせることが出来ず……一人、保健室へと駆け込んでいくのであった……「伊歩ちゃん、いつもとおんなじ………昨日はあんなに……っ」昨日の伊歩を思い出すひまりは、自分のカラダが火照っていくのを感じていた……