Reunion「摩穂の制服～クールなポニテの切ないおねだり～」
PoROre: 裕治に対してだけ無愛想で冷酷な・摩穂。しかし、その震える小さな肢体を裕治に慰めてもらっている摩穂は複雑な思いが渦巻いている。
今朝も蹴り一発で無遠慮に強制起床。
罵り蔑みながらのあいさつはいつものことであった。
そんな摩穂は裕治と理英との関係にも気が付いていて……一方、理英の思いは際限なく募っていき……授業中裕治を呼び出してしまうと更衣室での貪るようなえっち焦るほどに気持ちは極限へと達していく。
「ゴメンね。
呼び出しちゃって……」謝りつつもその行為は止まることはなく………何かに怯えるように、何かから逃れるように、理英はのめり込んでいく……その代償はあまりにも大きいことに気付くこともなく。
昼下がり学園の廊下……対峙する摩穂と理英。
厳しい視線を投げ掛けられている理英。
すれ違いざま発せられる摩穂の切ない思い「……ゆうのこと、考えてっ」響き続ける摩穂の言葉から逃れるように歩き去る理英。
訝しむ学生を気にすることも出来ずに必死の理英。
「……こんなに好きなのに……こんなに……辛いッ……」彩華の言葉が突き刺すように響く。
「絶対に報われないよ……」全てを振り切るかのように必死にそれを打ち消す理英。
「そんなこと……ないっ」必死であるがゆえに理英の思いは大きくなりすぎて…………そして、思いの大きさに反応するかのように摩穂のカラダは悶え苦しみ、それを優しく抱きしめる裕治であった……