星継駅疾走軌

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【シナリオメインコンテンツ版】注意:(VJ008305)「星継駅淫走軌」と一部内容の重複があります。
■ストーリーどことも知れない世界、何時とも知れない時代の荒野の何処かに佇む『駅』。
その『駅』を覆う濃く密な霧の中に聳立する巨大な影がある。
駅の中で忘れ去られた一つの伝説。
高く、長大で、得体の知れない機械の塊。
それが今蘇る。
その鋼鉄の腹の中に、過去と未来と現代の、駅の人々を呑みこんで。
その名は亡霊列車。
贅を尽くした豪華客室車両もあれば、寒々とした墓所、錬金術師の工房、清らかな山野渓流さまざまな小世界が連結されている。
あまりに長大な列車内部を往来するために、小列車まで敷設されているというありさま。
この亡霊列車に集められた者達がある。
或いは『駅』の過去から、或いは『駅』の未来から。
異なる時代に生き、本来なら出会う筈もなかった者達が、この奇怪異様な亡霊列車に乗る。
やがて彼らは疑問を抱く。
この列車から、どうやって降りればいいのかこの列車は、何処へと向かっているのか亡霊列車にて待ち受けていたのは、一人の娘。
車掌と名乗るも、人間なのかすらも妖しい不気味な娘。
その娘も、列車の目的地がどこであるかは、知らず。
不可思議な暗闇の中、亡霊列車は走り続ける。
車両内部の奇妙な小世界を増殖させながら。
車内の暗がりに、不気味に窺う視線を秘めたまま。
亡霊列車は疾走する。
その軌道の果てに何が待ち受けているのか、不明なままに。
■登場キャラクター【亡霊列車の車掌】●キモいさんkind-hearted(親切で)、meticulous(細心の)、organism(有機的な)、interface(インターフェイス)を自称し、「親切さん」と呼んで下さいと求めるものの、乗り合わせた者達からは「キモいさん」と通称される。
長い黒髪の、ぱっちりした目が可憐な娘だがそれは見た目だけ。
よく見ると体表に異様な筋が走り、手などが釣り合いを欠いて大きく、気持ち悪い。
その外見は人の形を保っているものの、本質は人外の異妖であるらしい。
【三目の見世物女】●沙流江(シャルーエ)移動サーカス団のただ一人の見世物役。
繊細な美貌の女ながら、額に三つ目の眼があるフリークス。
黙っていれば愁いを帯びた麗人タイプなのに、性格的には世話焼きの姐さん女房タイプでアグレッシヴなマゾヒスト。
今回は、情夫である少年から引き離されて、気が付くと亡霊列車に乗り合わせてしまっていた。
おかげで心も体も色々淋しい。
【女航宙士無双】●ゴドー・トルクエタム遥かな過去に駅から深宇宙に向けて出発し、そして時を越えて帰還した女航宙士。
宇宙暮らしで鍛えられ引き締まった肉体と、野性的な美貌の、スペースウェスタン女だが、何かというと形容詞に「ゴリラ」が用いられる。
酒と馬鹿騒ぎとセックスをこよなく愛し、刹那的かつその場その場の勢いで行動するタイプであるため、無用のトラブルと破壊を呼びやすい。
しかし女版「トラック野郎一番星」でもあり、一度なりとも交わした約束はなんとしても守ろうとする律儀な面も有する。
【少女官使】●シラギク・A(-・アルツェヴァルスカヤ)本来は『駅』の過去の時代の登場人物。
中央から、『駅』の航宙業務を終わらせ、整理、封印するために派遣されてきた官吏の少女。
今回はその任務中に亡霊列車に飛ばされてきており、為にどうにか可能な限り早く、列車から逃れて駅に帰還したいと焦っている。
銀髪の双子、ヒプノマリアとゼルダクララおよび瑛とは奇妙な因縁有り。
【小生意気な浮浪児】●瑛(エイ)逞しく駅の地べたを生き抜くステーションチルドレンの一人。
タアミナルのA。
女の子のような可愛らしい顔立ちをしているのだが、浮浪児暮らしが長いせいで図太く、容易に他人には頼らない。
そして実は、『駅』の歴史に深く関わる人物でもある。
銀髪の双子とシラギクとは浅からぬ奇縁がある。
【夢見る処女】●アージェント・猫実・ヘッポコピー(・ねこざね・)ハイスクールの制服風の衣装に身を包んだ、ショートボブで眼鏡という風体で、生真面目で、潔癖で、勉強熱心のように見える、のだが。
その内実は他人への陰気で陰湿な悋気と嫉妬が煮えたぎり、かつセックスへの関心が異常なまでに強いという、どうしようもない性格をしている。
しかしこれまで相手をしてくれる男がおらず、いまだに処女。
なお裏の小遣い稼ぎとして、映画車輛を私的流用したポルノ映画の秘密上映会を開いている。
【銀髪金眸の双子】●ゼルダクララ&ヒプノマリア銀髪で風変りな金色の眸の、お人形さんのように繊細な美貌の双子の姉妹。
いつも駅内をふらふらしており、その儚げな外見と衣装と相俟って幽霊扱いされる事もある。
『駅』で迷子になった者達への『案内人』などをやっているのだが、裏では駅の地下暗黒街『河の下』での少女娼婦としても知られている。
【駄目人間】●朔屋なぜか亡霊列車に迷い込んでしまった異郷の青年。
とにかく馬鹿で怠け者で重ねて馬鹿で、善行を為すほどの気概もなく、悪事をやらかすほどの根性もない、そのくせ酒と女遊びが大好きというどうしようもないダメダメなロクデナシ。
レイルソフト過去作、信天翁航海録の主人公だが、今回はその件には触れない。
恐ろしくも見境のないことに、女性であるというだけで、キモいさんにも手を出そうとして、性的な意味だけでなく、正しい意味でも食われる。
【最低男】●智里白い単衣の着物に袴を着崩し、雪駄ば