お願い、お義母さんって呼んで! ~義母になりたいオンナと、恋人にしたいボク~
アパタイト ■ストーリー「健喜。今日からこの人はお前の《お義母さん》になるぞ」突然、父さんが再婚相手を連れてきた。
「ほら、どうした?新しいお義母さんに挨拶をしなさい」「…………ども」ボクは相手に目線を合わせないまま、小さく会釈をする。
このまま他人行儀を貫く……これこそがボクに出来る最大限の配慮だ。
心を開くつもりはない。
どんなに仲良くなったとしても、いつかは離れ離れになってしまうのだから――。
「えっと……健喜くん、でいいんだよね?私の名前は《千早》です。
その……せ、精一杯お義母さんとして頑張るから……っ!今日から、宜しくね……っ!」しかし、その声を耳にした瞬間……ボクの心は大きく揺さぶられた。
思わず顔を上げ、相手を見やる。
すると、二度目の衝撃が起こった。
(ど、どうしたんだ……身体が熱くて……どうにかなってしまいそうだ……っ!?)そう……ボクは千早さんに、一目惚れをしてしまったのである――。
■登場キャラクター●矢ヶ崎千早(CV:雨森りこ)優しく穏やかな性格でかなりのおせっかい焼き。
主人公〈健喜〉が心を開かずにいるのを気にしており、どうにかしたいと日々想いを募らせている。