夜想倶楽部鉄哉編
夢幻童 戦後の混乱期、東京郊外に存在した少年娼館『夜想館』。スリカッパライをなりわいとして混沌の中を生き抜いてきた、気の強い浮浪○鉄哉少年は、やくざ小野寺の奸計に嵌り、そこに囚われた。
鉄哉を待ち受ける暴力と苦痛と快楽の調教の日々。
同じく囚われの、大人しくある種妖艶でもある少年太郎。
浮浪○仲間チョロ太。
そして小野寺。
彼らの関わりは?鉄哉に再びの『自由』は訪れるのか。
前作『夜想倶楽部』と舞台設定、登場人物とその性格等を同一とし(ただし追加キャラあり)、単に視点を太郎から鉄哉に変えたのではなく、全く新しいストーリーとなっている(場面や描写の重複は一部あり)。
全十三章+序章終章。
約56000字。
挿絵無し。