あの夏の不確定な彼女

アパタイト
夏。
唐突に思い出した閉鎖的な故郷。
そこを離れて、もう約10年。
なんとなく計画を立てていた自転車旅。
行き先を‘そこ'にしたは、偶然か必然か…‘そこ'で当時と変わらない姿の彼女と再び出会う。
懐かしさと伝えられなかった想い。
そんな俺に彼女は「おかえりっ」と、微笑んでくれた。