スケバン柳子・十年目の真実

池尻秘密倶楽部
○校を卒業して10年目の同窓会――話題は、当時のバカ話から、次第にその場にいないヤツらのウワサ話へと進んだ。
「そう言えば、うちのクラスにちょっと不良っぽい女子がいたよな」「ああ、深溝柳子」「あいつ、いま、どうしてるのかな?」そこに、朱美から意外な情報がもたらされた。
「深溝さんって、いま、五反田のSMクラブで女王様しているんだよ」え?あのスケバン柳子が女王様?それは、何とも刺激的な話だった。
しかし、柳子の女王様ぶりっていうのはどんなだろうか?興味を持ったオレは、独り、その店に見に行ってみることにした。
そして、そこでオレが見たものは……短編小説。
本文66頁、挿し絵13枚(表紙絵除く)