妻色少女~ふうふせいかつ、始めます~

アンモライト
(待て待てっ。
この状況は何だっ?どうして……こんなことになったんだっけ?)「あの……だんなさま?」『国政お見合い』が当たり前になり、人々に受け入れられるようになって、しばらく。
「優秀なやつはいいよな……。
待っているだけで結婚相手が見つかるんだから……」フツメン達にとっては、そんな感覚が当たり前になっていました。
そして、それは‘孝太'も同じ。
相手がほしければ自分の足で探すしかありません。
そう、思っていたのですが……。
ある日‘孝太'に届いた国政お見合いの通知。
なぜ自分が選ばれたのか、理由も分からないままに‘十六夜葉月'と出会いました。
こうして2人は夫婦になり新婚生活が始まります。
つい先日まで顔も知らない他人だった‘孝太'と‘葉月'は、はたしてどのような生活を送るのでしょうか?これは、そんなお話です。