イヤシマのふたご姫

癒し家
【前書き】「癒やし」という概念がない世界。
昔々、世界を憂うイヤシの神は双子の姉妹をイヤシを伝える者として遣わせました。
そうして萌芽し始めるイヤシの伝説。
本日はそのイヤシをあなたに。
【音声説明/CVまさき*ふぁん】1:プロローグ:ある西方の挿話集より「おてんば姫といやし男」:4:03ある小さな国にイヤシをもたらし、おてんばでひねくれた姫さまを変えた、ある旅の男の昔話。
2:イヤシマのふたご姫:5:10陸地から遠く離れた絶海。
海面から突き出るような大きな岩の上にその城はあります。
小さいながらも作りは立派で趣きのある白亜の城。
そこに住むのがイヤシの神に仕える、ふた粒の真珠。
見目麗しい双子の姉妹。
3:イヤシの一:イヤシの始まり1イヤシの神の御心により、この孤城にやってきたあなた。
姉妹は、最初のイヤシをもたらすために、ある液体で満ちたグラスを差し出します。
4:イヤシの二:双子の海イヤシ:23:49心と体がひと心地ついた所で、外へ。
外の海へ参ります。
海の中へ参ります。
人々はイヤシを知らずとも、海に様々な幻想を抱いてきました。
本能的にイヤシに満ちていることを悟っていたのかもしれません。
5:イヤシの三:双子の膝枕と耳かき(右):22:22イヤシの神も絶賛のイヤシ。
それは、このふとももから生み出されます。
ふとももを枕に見立てる「膝枕」から生み出されます。
さらに、耳を使ってイヤシを重ねる事で人体に隠されたイヤシの扉を開け放ちます。
6:イヤシの四:双子の膝枕と耳かき(左):18:02反対の耳にもイヤシを招きます。
姉妹が交代でする「膝枕」という楽園。
楽園はイヤシを呼びます。
耳に訪れるイヤシは、やがて宇宙のように無限に広がっていきます。
7:イヤシの五:双子の添い寝:10:46膝枕のイヤシは、耳のイヤシと積み重なり、あなたの中で広がりました。
その広がったイヤシを姉妹が左右から、より深いところへと導いていきます。
イヤシに浸かり、意識は沈み、気持ちのいい深い眠りの世界へと落ちていきます。
気持ちの良い朝を迎えるために。
8:イヤシの六:イヤシ:9:49あなたはイヤシに包まれ、夢の中を漂います。
この世界に来て、イヤシが素晴らしいことを知りました。
世界になかったイヤシはあなたの中に根付き、もはや、あなたのもの。
あなたはイヤシという最高の支えを得て、最高の居心地。
夢の中で、心地よさに何もかもが溶けていきます。
溶けて、解けて、融ける。
あなたは、イヤシになる。
あなたの人生はイヤシと共に。
あなたと世界に、イヤシあれ。
あなたの人生に、イヤシあれ。
合計:94分01秒【推奨再生環境】バイノーラルサウンド作品につき、リラックスできる状態でヘッドフォンまたはイヤフォンを装着し、リスニングすることを推奨いたします。
(今作は作品の性質上、デュアルモノラルパートを多用しておりますので予めご了承ください)【その他】脚本同梱※体験版は各章の冒頭から一分を全章分つなぎあわせております。