母が大切にしている筆

おちこち亭
僕のママは習字の先生。
小さい頃は習っていたけど、嫌いになってやらなくなった。
ある日の夜、習字をする事になった。
ふと気が向いたから習字をする気になっただけだった。
そしてそこで起こる事ももちろん偶然だった。
ママと僕だけの偶然。
何かが重なってしまって起きてしまった偶然。
しかし母子は「それ」を望んでいた…。
本編34ページ(モノクロ)