生贄姫-この身に宿して私は果てる-

猫七祭
・生贄風習のある漁村で、神に捧げられる贄として育てられた娘・葵。
己の運命を把握している彼女はどこか冷めて達観していた。
死ぬために生きる。
生贄になって散るのも怖くない。
淡々と自分の人生を受け入れている葵だったが、海が荒れいよいよ贄として神に捧げられる日が来る。
残された時間を静かに過ごし、覚悟を決める葵。
しかしその身に訪れる驚愕の現実を彼女は知る由もなかったー…。