看板娘の命日~ジシエ経典の完成と、ヒロカワミズキ最期の日~

タスシナジオジタス
GYSS0294看板娘の命日~ジシエ経典の完成と、ヒロカワミズキ最期の日~2020年9月14日。
この日をもって、ヒロカワミズキの10年間変わらなかった創作は完結となる。
2014年9月13日、『ロ〇ビッチ淀ちゃん』の成功によるダウンロード販売の継続からちょうど6周年をもって迎えられるその日は、ヒロカワミズキという人物自身の、創作世界ジナンドロモーフ・シスターズの、本当の意味での死と新しい始まりだ。
これから、何もかもが変わる。
変わらなければならない。
10年間、変わらないために、保ち続けるためにあがき続けてきたそれは、ついに様々な理由、理念、もろもろの感情にならないすべての理由から、判断を余儀なくされる。
これからのジナンドロモーフ・シスターズは、違うものだ。
何かが変わるわけではない。
淀ちゃんたちは登場するかもしれないし、絵柄も何もかも変わらないかもしれない。
だが、たしかに、この2020年9月14日をもって、ヒロカワミズキは死に、生まれ変わる。
これまでの294作品、私が本当に愛してやまなかった『ジナンドロモーフ・シスターズ』『シンギュラリティ・ドールズ』『エレメンタル・シェスタ』の世界、創作の解放と創作環境の維持のために戦い続けてきたが、ついにそれがかなわなくなる。
中の人が死ぬわけではない。
これは自殺幇助のたぐいではない。
だが、生きるために、変わらなければならない。
今後、もしかしたら『もっと売れる』よう作風を変え、『宣伝もバリバリ』こなし、ヒロカワミズキは「生きるために」自分を変える。
同じかもしれないし、違うかもしれない。
だが、私は変わる。
この294作をもって、10年間書き続けた『ヒロカワミズキのジナンドロモーフ・シスターズ』は、完結だ。
今後、もしヒロカワミズキが描いても、それは真の意味で「一貫した看板娘の創作」ではない。
その違いは一目瞭然とも、中の人にしかわからないかも不明瞭だ。
未来のことなので。
だがしかし。
もう、私は変わらなければならないのだ。
ここに、10年間、294作品、変わらなかったジナンドロモーフ・シスターズの死と新しい始まりを宣言する。
それまでに描いてきた未発表イラストすべてが込められたこの「最後の神話のノート」をもって、『ジナンドロモーフ・シスターズ』という素晴らしいコンテンツの表紙と裏表紙としてほしい。
私は、生きるために、6年間育ててきた自慢の娘を殺すことを選んだのだ。
2020年9月14日淀ちゃん専属作家ヒロカワミズキ---------------------------------------------------------------『ジナンドロモーフ・シスターズ』未発表イラストを全て収録。
〇そして少女は、新しき旧き神々となる。
最後のピース、『第三神』GOGH(ゴッホ)、GAUGUIN(ゴーギャン)、DEGAS(ドガ)。
淀ちゃんたちジナンドロモーフ・シスターズが行き着く先、クトゥルフ神話と実在の伝説の画家たちに着想を得た、地球を守る「新しき神々」たち。
淀・花子・赤久投の主人公3体合体、竜花炎<りゅうかえん>ジナシック・レックス=第三龍神’GOGH’初、嬉々の長女・次女宿命合体、超重心火<ちょうじゅうしんか>ジナシック・タイタン=第三巨神’GAUGUIN’澄を中心に、クロエ・渚・祭・妖・コルリ・イニスの7人が合体した、七星獣<しちせいじゅう>ジナシック・ユニコーン=第三獣神’DEGAS’「2柱の絶対神」と「4柱の次元女神」の間に位置することで世界のバランスを保つ、新たなる概念「3柱の第三神」という神話物語の完結様式。
〇ジナンドロモーフ・シスターズとヒロカワミズキ最期のイラスト。
ダブル主人公・淀ちゃんと花子ちゃん、背中合わせのリバーシブルな2枚の描き下ろしイラスト。
『ジナシストロン淀』1年間の連載を経て、ついに共闘する、人ならざる獣・ジナシストロンと星喰らう古代花・ギュランビト。
この2枚をもって、表紙と裏表紙とし『ジナンドロモーフ・シスターズ』は本当に完結となります。
---------------------------------------------------------------2020/9/14初版作成(c)2011-2020ヒロカワミズキ/スタジオ・ジナシスタ!!