メス堕ちしたくないヤンキーの欲情フェロモン下巻

あまからや
●●頃、祖母はよく言っていた。
自分からは男性を誘惑するフェロモンが出ていて、若い頃はそれはもうモテたのだ、と。
そして、アタシは若い頃の祖母にそっくりだ、と。
モテまくったなんて言ってるが、結局はただのビッチだ。
祖母みたいにはならない…そう決めたアタシは誰よりも強くなった。
族の総長にまで上り詰め、男相手の喧嘩にも負けない。
そもそも、ヤンキーの女なんて見向きもしないだろう。
―そう思っていたのに、信頼していた舎弟に襲われ処女を奪われた日から、アタシの身体は男を誘うフェロモン体質になってしまった。
喧嘩になら、「男」になら負けないはずなのに…欲情した「オス」を目の前にすると、アタシは抵抗すらできなかった。
※本作品は原作者の協力により制作しました。