●●●吸血鬼と生贄のフタナリ狼姫

日々草話
※モザイク修正はサンプルのみです。
本編では黒線のみの修正となります。
<おはなし>ある山奥に、吸血鬼の始祖が暮らす城があった。
その吸血鬼の始祖は争いごとを好まず、山のふもとにある人間の村とある契約を結ぶことで食料である人間の血を得ているという。
その契約とは年に1度、血を供給する贄となる生娘を献上させる代わりに、吸血鬼の始祖にだけ伝わる奇跡の治癒のポーションを渡すというもの。
治癒のポーションの効果は絶大で、世界中で伝染病が流行る最中でも、その村の人間は1人も死ぬことはなかったのだという。
そして、人間と契約を結んだ始祖の吸血鬼は亡くなってしまったものの、その子孫が300年以上経った今も、人間との契約を継承している。
年が明けた最初の満月の夜。
今年も契約通りに、人間の村の村長が贄となる生娘を馬車で連れてきていた。
現在の城の主である吸血鬼アドニス・ベルフ・アグナールは当然例年通りに滞りなく契約が果たされると思っていたのだが連れてこられた生娘にはある秘密が隠されていたのだった・・・<ボリューム>表紙+前書き+本文33P+キャラ紹介