村娘と魔女の媚薬
精神凌● 想い人にすげなく拒絶された村娘が、彼を籠絡するために森の奥に住むという魔女に頼った結果、彼女の玩具にされて幸福の中で身の破滅を迎える話。文字数は約15,000文字、1話完結の短編です。
「私があなたの望みを叶えたところで、その見返りに何をくれるのか、という話よ」「それは……。
も、もちろん、何でもしますっ!」「へぇ……。
何でもするのね」魔女は口元に指を当てて、じっくりと考える仕草をする。
「……わかったわ。
いいでしょう、どんな人でも虜にできる、惚れ薬を作ってあげます」「ところで、後回しになっていたお代の件だけど……」魔女はそう言って、くすっと目を細めた。
「……お代は、あなたの心でいいわ。
さあ、待たされて喉が渇いたでしょう。
どうぞ、『その瓶の中身をお飲みなさい』」言葉に魔力を込めて、レティエにそう示唆する。
「は、はい……」レティエは言われるままに、ふらふらと、惚れ薬の瓶を手に取った。
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魔女や媚薬って、なんだかすごく心惹かれるものがありますね。