ペドロ教授の研究記録オーガの生態

ひょうこらりん
【オーガ】浅黒い肌、筋肉質の身体、頭のツノが特徴的なヒト亜族である。
エルフや人間とは近縁にあたる(彼らの大半は今も認めようとしないが)。
排他的かつ攻撃的で近隣の他種族からはひどく嫌われている。
近年まで魔物として扱われてきた彼らには様々な俗説が存在する。
「オーガは雌が存在せず、さらってきたエルフや人間の女を孕ませて繁殖する」というものが代表的であろう。
後半の文面は事実である(そしてそれこそがオーガが遺伝子的に近縁と言える最大の証拠でもある)。
だがそれはあくまで副次的な繁殖方法であり実際はオーガにもメスが存在し、それとの繁殖を主とする。
今回は謎に満ちたオーガのメス(以下オーガ娘と記す)、その生態、繁殖について記していこう。