生贄王女と簒奪侍女(後編)

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御品書R18/中世ヨーロッパ/異教徒/異端審問/拷問/磔/処刑粗筋中世ヨーロッパの東端、ふたつの宗教が競合する地域。
異教徒の後宮へ輿入れする王女が、途上で侍女ともども海賊に拐われた。
海賊の目をあざむくためと称して、侍女のアクメリンは王女になりすます。
しかし、それが災いして、教会の査問団に拉致連行される。
国を挙げての背教を証言させようと、査問団はアクメリンを(王女として)苛酷な拷問に掛ける。
高貴な娘を拷問できる滅多に無い機会とばかりに、査問団長は教皇庁まで連行する道中も全裸引き回しで嗜虐癖を満たし、宿泊する街ごとに見物料を取っての晒刑で私腹を肥やす。
アクメリンは、国ろ運命を共にせざるを得ない家族を救おうとして、自身を魔女と認め、父王を誑かした――すなわち、祖国は魔女の犠牲者に過ぎない(無罪)と査問団を納得させようとする。
などというストーリイは、付け足しみたいなものです。
苛酷な引き回しと拷問と凌●が、テーマでありモチーフであり、プロットです。
前編からのストーリイは終章で収束します。
本文約14万9千文字(400字詰換算434枚)です。