親友の陰謀により陥落した俺は親友と付き合うこととなり、無事に童貞を卒業したのだが…
さのぞう 【小説・ノベル】主人公・橘拓海は大学2年生の19歳。大学に入って、初めて『親友』と呼べる友が2人できた。
一人は我妻真希、もう一人は相馬圭吾。
拓海は、大学に入って手に入れた最大の宝は、学歴とかではなく、生涯仲良くできると確信しているこの2人の友人なんだと思っている。
そして、拓海は男子寮からマンションへの引っ越しを行う予定であり、その2人の友人も手伝ってくれる予定だ。
真希のご褒美リクエストが焼肉だったので、引っ越し作業が終わった後には皆で焼肉に行ったのだ。
容赦なく食べられたが・・・そこで真希を家に送ろうとすると、「近いから大丈夫」と言われた。
それもそのはず、真希の家は拓海のお隣りだったからだ。
真希とお隣りさん生活を始めた拓海は、少しずつ関係が変わっていくのを感じていた。
単純に一緒にいる時間が長くなったのだ。
一緒にご飯を作って食べたり、一緒に映画を見たり、一緒にレポートをやったり、そんな感じだった。
圭吾が拓海に「真希との生活は楽しそうだな」と聞いた時、拓海は「隣りが真希でよかった」と述べるほど、本人は気に入っていた。
そんなある日、夜遅くに拓海がバイトから帰ってくると、自室のドアの前に人がいるのがわかった。
真希だった。
話を聞くと、鍵を無くしてしまい、時間も遅いので鍵交換は翌日になるとのこと。
それで、拓海に泊めとほしいといってきた。
強引に話を展開させる真希は、一緒に寝ることも成功した。
そこで、鈍感な拓海に対して自分の想いを伝えるのだった。
いろいろ考えた拓海だったが、真希の想いを受け止めることにした。
するともう真希は動き出してしまい、童貞の拓海は慌てふためくのだった。
そこから、真希の攻めの日々が始まっていくのである・・・