兎罠-コスプレから始まる娘との記録-

お尊さん
これは記録だ。
誰かに読まれることを望んで書いているわけではない。
これは、ただの記録だ。
娘がハロウィンパーティーの衣装を選んだとき、「兎がいい」と即答したのをよく覚えている。
彼女がその衣装を纏った姿はあまりに無垢で、その瞬間だけは父親として誇らしくも思えた。
だが、それがすべての始まりだった。
彼女は兎の衣装を気に入り、パーティーが終わった後も何度も身につけた。
そして、私は「遊び」と称して、妙なルールを作り始めた。
「兎は言葉を話さない」――そう決めたのは、確かに私だ。
「兎の目は悪いから」と娘の目を覆ったのも、他でもない私だった。
ルールが増えるたび、娘の笑顔が少しずつ曇るのを見た気がする。
それでも、私はやめられなかった。
狩るものと狩られるもの。
その境界線を曖昧にしていく興奮に、次第に飲み込まれていったのだ。
そして今日、私は最後の記録を書く。
もはや彼女の瞳には、何も映っていない。
どこで間違えたのか、問い続ける日々だ。
そんなシチュエーションのCG集です。
画像形式:jpg画像枚数:251枚画像サイズ:1400×1000px本作品に収録されている画像はStableDiffusionを用い、AI生成した画像を加筆・修正しています。