サクヤはパスタが食べたかったのに

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■ストーリーサクヤはパスタが食べたかった。
食べたかった、ということはつまりサクヤはパスタが食べられなかったということだ。
どうしてサクヤはパスタを食べられなかったのか?それはひとえにサクヤが想いを寄せるクララによるものだった。
パスタのことをクララが「スパゲッティ」と呼んでいるからだ。
サクヤは果たしてパスタをスパゲッティと呼ぶクララの前でスパゲッティではなくパスタを食べることができるのだろうか。
遠く遠く、近く近く、昔々の物語。