村のならわし1

自慰後援会
「女はな…それぞれ特別、気持ちええところがあるの…」離島の小さな漁村。
この村には昔からのならわしがある。
’オコモリ’――それは、年頃になった若者が集められ、年長の女性に筆おろしをしてもらう儀式であった。
性に開放的な村の習慣に嫌悪感を抱きながらも、たっつんはついに儀式の日を迎えることになる。
それは同時に、’水揚げ’――たっつんがひそかに慕う相手・赤江(あかえ)が、処女喪失の儀式を行うことも意味していた…。