モン娘ハート~搾精されるは世界のためっ!?~

SPINDLE
視界の隅で何かが光った気がした。
立ち止まりそっちを見ようとして――。
突然、目の前が真っ白になって何も見えなくなった。
と、思ったら、急に人の気配。
そして、直ぐ近くから女の子の声が聞こえてきた。
「ようやく着いたみたいね。
ここでいいのかしら?」「あっ、見てあそこ。
人がいる」視線を感じて、顔をあげる。
眩しかった光が弱まってくるにつれて、徐々にハッキリと姿が見えてきた。
「あっ、もしかしてこいつがそうなんじゃない?僕達の相手をするっていう……」「なるほど、確かにその可能性はあるかもしれないわね」なんか話していた女の子達が、改めて僕のことを興味深そうにしながら見つめてくる。
なんなんだ?僕に何か用なのか?一番近くにいた女の子と目が合ってしまった。
凄く可愛いな。
こんな女の子と付き合えたら、最高なんだけどなぁ……。
他の女の子達も凄く可愛いし。
――って、あれ?なんか変だぞ?視線を下半身に移すと、なんか変なものが瞳に映った。
ヘビみたいな尻尾に……こっちは足が4本……って、なんだこれ!?さっきまでのドキドキがいっぺんに吹っ飛んだ。
な、なんなんだよこの女の子達は……。
「そこの人間の男。
あなたが私達の相手をする男かしら?」