ことりのはなびら

猫屋
病院から帰ってきた妹の身体に残された赤い跡に、今まで抑えていた理性が飛ぶ。
俺が咲かせることを禁じられた花を、さかせてしまった罪悪感と、背徳の意識の中でさいた花は甘美で誘惑され続ける。