対魔忍アサギ完全版
アニメリリス 闇の存在・魑魅魍魎の侵食によって魔都と化した東京。人魔の間で取り交わされた不干渉の暗黙のルールも現在では反故され、人魔結託した犯罪組織が暗躍するようになっていた。
時の政府は、「対魔忍」を組織し、人魔外道の悪に対抗するのだった。
その対魔忍のくノ一“アサギ”は、一騎当千で知られる対魔忍の中でも最強を誇っていた。
そんなアサギが、敵対する数百の朧忍軍に包囲され、絶体絶命の危機にあった。
しかし、幾多の修羅場を潜り抜け、必殺の術を会得しているアサギにとって、敵の数など問題としていなかった。
――「忍法・殺陣華」。
そう言い放つと、数百のアサギの分身が朧忍軍の集団に襲い掛かり、一瞬にして数百の敵忍軍の屍の山を築くのだった。
そして、絶対の自信を持ってアサギを包囲していた朧忍軍の頭領“朧”の首を刎ね、とどめを刺したアサギは闇夜に消えていった。
だがしかし、これは、その後に起こる壮絶な闘いのプロローグでしかなかった……。